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メルケル首相の訪日

 メルケル首相は、首相に就任以来、中国に11回訪問していますが、日本には今回で5回目です。

 今回は、日本のみの訪問でしたが、2005年から近年まで、経済成長著しい中国との関係構築に、戦略形成をしてきたことは、否めないと思います。

 しかし、今回の訪日は、ドイツも、情報保護や信頼性の部分で連帯し、また、AIや5Gの開発で今後連携できるのは、中国ではなくこれからは日本であると判断し始めた兆候でもあると私は観ております。

 GAFAの利益率が、この6年間で、約26%から20%割れに下落したのも、個人情報保護への消費者の懸念も影響しているとの指摘がありますが、利便性が高く、生活に深く浸透しているプラットフォームのインフラですら、情報保護への信頼性が重要な部分を占めていることの表れでしょう。

 日独は、サイバーセキュリティーやテロ等の機密情報を共有する「情報保護協定」の締結が大筋合意との報道がありましたが、経済連携と安全保障と人々の生活が深くリンクした時代を象徴する首脳会談であると観ています。

 同時に、「友はそばに置け、(仮想)敵はもっとそばに置け」という映画の有名な言葉があります。

 もちろん中国は、仮想敵国などではなく、戦略的互恵関係国であり、潜在的な脅威と世界から認識されることは、急成長する国にとっては宿命であることを踏まえ、1000年経っても、引っ越しの出来ないそばにいる国として、共存共栄していく知恵も双方に絶えず求められます。

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