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司法試験受験者数が5000人を切る 末期的症状

今年の司法試験受験者数の速報値が公表されています。

http://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji08_00175.html

 今年の受験者数は、4830人ですが、昨年で5811人ですから、981人もの減少です。

 法曹需要があるという触れ込みで法科大学院制度まで創設してまで大増員したのですが、結果は想定していたものとはほど遠い法曹需要しかなかったため、あっという間に弁護士過剰になり、学生からは見向きもされなくなった惨状です。

 これだけ受験者が減少しても政府は1500人の合格者数は維持するみたいですから、それを前提にすれば合格率は31%と3割を超えます。

参照
平成31年(2019年)司法試験 合格者数パターンに応じた受験資格別の対受験者合格率シミュレーション」(Schulze BLOG)

合格率を上げろということが法科大学院側などから言われていましたが、受験者が減少することで合格率が上がるでは、制度としては立ち行かなくなってるということです。

 昨今、法曹コースで5年で司法試験受験資格が得られるというのを制度改革の中心に据えていましたが、これに司法試験受験時期を法科大学院在学中に受験を認める法改正も予定されていると言われています。

 「5年も掛かるんですね…」としか評価されないでしょう。これで法曹志望者が増えるとは到底、思えないのですが、この「成果」は遠からず出てしまいます。

 付け焼き刃のような改革で何とかなるというレベルではないと思うのですが、政府文科省に危機感は全くありません。

法科大学院改革 法曹コースで起死回生をはかる文科省 司法試験合格者数増員も視野を置く

「法科大学院等の抜本的な教育の改善・充実に向けた基本的な方向性」に対する意見」(札幌弁護士会)

13弁護士会が声明「さらに司法試験合格者減らすべき」 裁判官、検察と比べ「弁護士だけが増加」」(弁護士ドットコム)

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