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ロフト、バレンタイン広告を擁護する男性の「お呼びでない」感 - 網尾歩 (コラムニスト)

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女の「ズッ友」を揶揄するロフトのバレンタイン広告は、死語となった「スイーツ(笑)」のセンスに似ている。

(Tomwang112/iStock/Getty Images Plus)

「女同士はドロドロしてほしい」は男の願望

筆者はなぜか、女性から合コンでの愚痴を聞くことが多い。その中でも複数回聞いたことのある愚痴が、「合コンで、相手の男性たちが女子同士の仲の悪さを探ってきたり、女同士のマウンティングがある前提で話をしてきた」というものだ。

たとえばある女性は学生時代、社会人男性との合コンで「女子ってその場にいない子の悪口を言うんでしょ?」「本当は君たちも仲が悪いんじゃないの?」とニヤニヤしながら言われ、非常に不快だったという。

また別の女性は、「合コンの幹事って自分よりかわいい子は誘わないっていうけど、君は幹事よりかわいいね」と、その幹事女性の目の前で言われ、女性陣一同、早々に帰宅したそうである。この男性は、「幹事に感謝したつもりだったのに何が悪いのか」と不満げだったそうだ。

なぜ男性たちの中には、「女同士の付き合いはドロドロしている」と思い込んでいる人がいるのだろうか。そしてさらに、それを言うことで女性から笑いを取れると思っているのだろうか。女の友情はハムより薄いなどとさえ言われるが、明確なエビデンスを見たことがない。

女性同士の付き合いを経験したことのないはずの男性が、なぜかうれしそうに「女は陰で悪口を言う」と言いたがる。あの現象はいったい、何なのだろうか。それに応じるように、フィクションでは「女って、実は怖い」が描かれる。映画『先生を流産させる会』は、妊娠中の女性教師を男子生徒らが流産させようとした実際の事件に基づいたフィクションだが、映画では女子生徒のグループに置き換えられたことが有名だ。

男からの「女って怖~い」という冷やかし目線。これに飽き飽きしていた人たちからすれば、ロフトのバレンタイン広告は「またかよ」だろう。広告では、若い女性5人が仲良さそうにフレームに収まっている。一見、「ズッ友」かのように見える。しかし後ろから見ると、スカートをめくったり、髪を引っ張ったり。※ズッ友…「ずっと友達」の意。

つまり、表向きはうまくやっているように見えても、裏では足を引っ張りあう女性たちの様子が描かれていた。ちなみに、オリジナルムービーもこのようなコンセプトで制作されていたが、現在は削除されている。このムービーは、毒のあるユーモアを狙ったとしても中途半端で、イラストがかわいいこと以外は正直なところ何を伝えたいのかわかりづらかった。

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