- 2019年02月06日 14:00
介護ビジネスは介護される側の”無収入”が決定的問題。であれば、される側も稼げる循環経済を目指せば良い - 「賢人論。」第81回和田洋一氏(中編)
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人間とサイエンスは対峙し合う関係ではないと考えます
みんなの介護 自宅にいながらカフェで動くロボットを自由に操作することも、すでに実現しています。
和田 そんな事例のように、フィジカルな部分はテクノロジーで補えますから、介護されながらでも俳句の指導をしたり、ウェイターをしたりすることは可能です。
大儲けはしなくても、カフェならお客さんからチップなどで稼ぐ手段もありますよね。
みんなの介護 なるほど。そうした利益で施設の利益の補填をしていくことも不可能ではなさそうですね。
和田 はい。私は以前から人間とサイエンスとは対峙するものではないと考えています。
肉体的なハンディや空間や時間の移動はテクノロジーがカバーしてくれるので、いろいろなことができるようになります。
若い頃とまったく同じようには難しくても、お年寄りとなっても社会に貢献することは十分に可能なはずです。
みんなの介護 介護されている方も働ければ、施設や家庭以外に「居場所」を作ることもできますね。
和田 そうです。これからは、テクノロジーをフルに活用して「循環経済じゃない」ところからでも「稼げる経営」は可能です。
介護の事業を計画するなら、こうした視点が大切なのではと思います。
みんなの介護 前編でもお話しいただきましたが、これからは「会社員」という枠にとらわれずに、さまざまな働き方をすることで、「一生稼げる」道ができますね。
和田 はい。そうしてお年寄りも稼いでいければ、介護福祉施設の収益にもなる。老若男女が揃って働けるようになった結果、介護ビジネス業界だけでなく、社会全体が活性化されていくはずです。



