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米介護施設の女性出産で逮捕の看護師、無実を主張

米アリゾナ州の介護施設で幼い頃から暮らす女性が昨年末に出産し、女性の介護を担当していた看護師が性的暴行などの疑いで逮捕された事件で、看護師は5日、法廷で無実を主張した。

ネイサン・サザーランド容疑者(36)は、アリゾナ州フィーニックス近郊にあるハシエンダ・ヘルスケア・クリニックで出産した29歳女性を性的に暴行し、危害を受けやすい弱い状態にある成人を虐待した疑いで逮捕された。5日に地元のマリコパ郡上級裁判所に出廷し、身元を尋ねる人定質問に短く答えた。

29歳の女性は幼児のころから介護施設に入所していたという。昨年12月29日に男の子を出産した。施設職員は、女性の陣痛が始まるまで、妊娠に気づかなかったと話している。

出産した女性は性行為に同意することができないため、男児出産後に警察が捜査に着手した。裁判所は容疑者にDNA検体の提出を命令。検査の結果、男児のDNAと合致することが分かった。

男の子は健康で、女性の家族が面倒を見ている。

サザーランド容疑者を担当するデイヴ・グレガン弁護士は裁判所前で記者団に対し、容疑者には「法定手続きに基づく扱いを受ける権利がある」と述べ、裁判で争うつもりだと明らかにした。独自のDNA鑑定を依頼し、弁護側の証拠として提出するつもりだという。

裁判の次回期日は3月19日の予定。

容疑者は有資格の看護師として2012年からハシエンダ・ヘルスケア・クリニックで働いていたが、逮捕を受けて解雇された。

男児出産の発覚後、警察は施設の男性職員全員についてDNA検査を行った。

フィーニックス警察本部のジェリ・ウィリアムズ本部長は、施設にはほかにも被害者がいる可能性があるが、多くの居住者は意思表示ができないため、発見は不可能に近いかもしれないと述べた。

出産した29歳女性は当初、こん睡状態にあると言われたが、家族は後に自分たちの「愛する娘」は幼児期の発作によって「重篤な知的障害」を患っていると説明した。

家族の弁護士は報道陣に、女性には「感情があり、本を読んでもらうのが好きで、静かな音楽が好きで、家族をはじめ慣れ親しんだ人に反応することができる」と説明した。

(英語記事 Man pleads not guilty to raping incapacitated patient who gave birth

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