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人身売買

HCC = Healthcare Center for Children
カンボジアにて「子どもを守る為」の団体の事務所、そして施設を訪ねた。
人身売買によって売られた女の子が体を売らされる。
その売春の現場に警察が踏み込み、保護された女の子たちを預かり、
教育及び職業訓練を施すのが彼らの活動。
6歳、7歳、8歳で性的虐待、もしくはレイプを受け、
世間体を気にする親が預けに来る場合もあるという。
いずれにしても、性的搾取を受けた女の子たちの家、
その施設=家を訪ねる。

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事務所で説明を聞いていて、6歳、8歳、10歳の女の子の
イメージが明確にはなっていなかった。
その施設で6歳、8歳、10歳の女の子と会い、愕然とする。
私の孤児院の一番小さな女の子は5歳。名前は「モイ」と言う。
その「モイ」と、そう変らない女の子たちがそこにいる。
「モイ」は日本人の感覚から言うと、成長がゆっくりゆえ
日本の幼稚園児といった感じである。

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その施設には年間100人以上の女の子が入院し、
半年ほど、心のケア、職業訓練を受けて、出て行くという。
現在、41人の6歳から21歳までの女の子が生活をしている。
その41人の女の子たちを見て、彼女らの健気に農業を手伝い、
ハタを織り、美容師の勉強をしている姿を見て
ここ最近感じたことがない感情、「憎しみ」が心の底から沸き上がる。
この、幼気な女の子たちを売る奴も、買う奴も
そして、その体を買う奴も、心の底から許せないと思った。

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この問題の根本は?
「どうしようもない貧しさ」であることは明らか。
この「貧しさ」に対しても、心の底からの憤りを感じる。
貧しさ故に小さな子どもたちが売られたり、買われたりしない世の中。
貧しさ故に亡くなっていく子どもが一人もいない世の中。
貧しさ故に人が「心」を失っていくことがない世の中。
そんな世の中を作らなければならないと心から思う。
「教育」こそ、この貧しさを克服する唯一の方法と信じる。
そう信じることが出来るゆえ、私は学校を作り続けたい。
そう信じるがゆえ、「教育」を通して、カンボジア、バングラデシュと
これからも本気で向き合っていこうと思う。

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