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マツコ、成功する秘訣は「根拠のない自信」と「現状を変えたい気持ち」 2冊目の壁に苦しむコミックエッセイ作家にアドバイス

画像は番組公式サイトのキャプチャ

2月2日の『マツコ会議』(日本テレビ系)では、コミックエッセイを特集した。コミックエッセイとは、作者の体験を元に漫画化したもの。近年では、SNSやブログに投稿していたものが出版社や編集者の目に止まって作家デビューするケースが多い。番組スタッフが訪れた大手出版社、KADOKAWAのコミックエッセイ編集部でも、SNSから年間100人ほどの作家の卵を見つけて声をかけているそうだ。

作家デビューのハードルが下がった一方、「1冊目を出して、2冊目以降をなかなか出せない人のほうが割と多い」(同社コミックエッセイ編集部編集長)という。番組では、まさしく「2冊目の壁」に当たっている作家、小林潤奈さんに話を聞いた。(文:石川祐介)

「もっと変でないといけない。読者は異質であること、違和感を感じることにお金を払う」

小林さんは2018年、ややぽっちゃりした非モテ女子の日常をコメディタッチに描いた『小林姉妹はあきらめない』を出版した。元々はSNSに投稿していたもので、フォロワー数は11万人を超えるなどネット上では人気だ。

しかし、書籍の売上は7000部と芳しくなく、続編に至らなかった。大学卒業後1年は、両親の応援があって漫画家として修行をしていたが、この売れ行きに「もうおしまいです」と諦めムードだ。

マツコさんは、

「もう一個何か欲しいんだよね。よくある話じゃない?頑張ってめげずに非モテで生きてる女子の話って。SNSで読むんだったらこれでいいんですよ。それ以上ってなってくると、もっと変でないといけない。異質であること、違和感を感じることにみんなお金を払うわけだから」

と、テーマがありきたり過ぎると指摘する。小林さんは「生まれてから一度も彼氏ができてない」と言うが、そのエピソードだけだと「いっぱいいる」とばっさり。

「彼氏がいないことによって、カップルを見てどう思うかとか、それが大事。それが、人と違うことが作家かどうかってことだから」
「小林ちゃんが持っている悪意だったり、人と違う観察眼だったりをもう一度掘り下げて見たほうが良い。ほんわかエピソードだけだと第2弾・第3弾ってなってくると弱いかな」

「客観視し過ぎる目があると迷っちゃってだめ」

番組では、小林さんと対象的に、デビュー以来8冊を出版し、累計8万部の売上を記録したヒット作家・卯野たまごさんにも話を聞いた。卯野さんは今でこそ売れっ子の仲間入りを果たしたが、同社のコミックエッセイに投稿し続け、5回目で大賞を取った苦労人だ。

マツコさんから鳴かず飛ばずでも投稿し続けた時の心境を聞かれると、卯野さんは

「その時は生活が悲惨だったので、とにかく『抜け出したい』。あとは、『賞を取れないはずがない』って思ってました」

と回答。これを聞いたマツコさんは、「不思議なんだけど、私が貧乏してた時と一緒なんだよね」と共感。

「私も何の根拠もないけど、『私は多分大丈夫』であろうという根拠もない自信と、あと、『こんなみすぼらしい人生は嫌だ』っていう思いだけで、それを信じてやってきた」

卯野さん同様、"現状を脱したい"と"根拠のない自信"が今の成功につながったようだ。自身の考えとして、「冷静な判断や客観視しすぎる目がありすぎると迷っちゃってだめなんだと思う。それも含めて人と違う人が切符を手に出来るんだと思うんだよね」と持論を語っていた。

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