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ファミマ子ども食堂への3つの懸念と意見

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ファミリーマートが子ども食堂!?

2月1日にコンビニエンスストア大手のファミリーマートが子ども食堂の取り組みを始めると以下の通り発表した。 

株式会社ファミリーマート(本社:東京都豊島区/代表取締役社長:澤田貴司)は、地域交流および未来を担うこどもたちを応援する取り組みの一環として、2019年3月より「ファミマこども食堂」の取り組みを開始いたします。

 「ファミマこども食堂」の取り組みにより、全国のファミリーマートの店舗を活用し、地域のこどもたちや近隣の皆さまが、共に食卓を囲みコミュニケーションできる機会を提供することで、地域の活性化につなげてまいります。

 ファミリーマートでは2018年度に東京都、神奈川県、埼玉県の5店舗で「ファミマこども食堂」をトライアル開催いたしました。このトライアルを通じて、「皆と仲良く話せて良かった」「学年を超えた交流を楽しめた」(参加者アンケートより)といった反響を頂き、開催地域を全国に拡大することを決定いたしました。

 「ファミマこども食堂」では、地域のこどもと保護者を対象に、参加者みんなで一緒に楽しく食事をするほか、ファミリーマート店舗のバックヤード探検やレジ打ちなどの体験イベントを通じて、ファミリーマートに関するご理解を深めていただく取り組みもあわせて実施します(店舗により、一部内容が異なります)。

ファミリーマートは、今後とも地域に寄り添い、地域のお客さまのニーズに応じて、全力を尽くして進化し続けてまいります。

■「ファミマこども食堂」の概要

概要:ファミリーマートの店舗スペースを活用し、近隣のこどもや保護者を対象に食事を楽しむ取り組み

対象:店舗近隣にお住まいのこども、及びその保護者

(小学生以上は保護者の同意があれば1人でも参加可能)

参加人数:約10名/回

参加料金:こども(小学生以下)100円、 保護者(中学生以上)400円

プログラム:オリエンテーション/みんなとお食事(約40分)

体験イベント(約20分)

※店舗により一部内容が異なります。

出典:「ファミマこども食堂」を全国で展開

この発表を受けて、これは子ども食堂なのだろうか、単なる企業の商品提供、企業体験の場ではないか、という印象を持った。

これまでTwitterでも疑義を呈してきたが、僕の主張をまとめておきたい。

ファミマ子ども食堂への懸念1 従来の子ども食堂との大きすぎる差異

従来の子ども食堂は先駆者であり、子ども支援にかかわる市民団体が全国各地で試行錯誤を続けながら、子どもの居場所や交流スペースを主体にして運営をおこなってきた。各団体は資金難に苦しみながらも、努力を重ねながら実施対象を増やしたり、ボランティア募集して尽力している。

現在の子育て世帯は夫婦共働きが一般的であり、子どもたちの孤食や「コンビニ食」が広がっている。

保護者は子どもたちと食事をとる時間がなく、近隣のおじさん、おばさんが一緒に食事をしようという場が子ども食堂であった。

あるいは保護者も食事を作るのは大変なので、近隣のおじさん、おばさんが作ってくれる料理を楽しみに参加する場合もある。

子ども食堂では、手づくりで温かい家庭的な食事を提供されることが一般的であり、毎食工夫をしながら運営者が調理に取り組んでいる。

参加費用、食事代もそれぞれで設定しており、無料なところ、保護者は有料なところ、それぞれ負担してもらうところなど様々だ。

子ども食堂は、食事を提供するだけではなく、子どもとの交流も目的に地域での見守り支援や家庭への支援も含まれている場合が多い。

子どもたちの話を遅くまで聴いている地域のおじさん、おばさんが子ども食堂にはいる。

ファミリーマートではこの地域のおじさん、おばさんが大事に作ってきたものをどう評価して運営していくのだろうか。

全く別物だと言えるかもしれないが、手づくり調理や温かい交流の場を企業が創出することは可能だろうか。

残念ながら、後述するが、コンビニエンスストアは多忙であり、非正規雇用を中心に業務を展開している。

ファミマ子ども食堂は、間違っても無給での運営にしないでいただきたいが、給与が発生したとしても、自発的な子ども食堂の実践と比べて展開が可能だろうか。本部からスタッフは派遣されるのだろうか。不安が尽きない。

それから、子ども食堂を名乗るのであれば、マニュアル化した形式的な取り組みではなく、先駆者たちの実践(温かい食事、献身的な交流、福祉的支援)に敬意をもって、せめて理念や思想を共有してほしい。

しかし、従来の子ども食堂のような実践にするならば、企業ができる領域でもないと思っている。

全国の子ども食堂を見ていても、温かい食事、献身的な交流、福祉的支援は、市民の主体性・自発性に支えられている。

赤字や持ち出しでも実施するのだという熱意に動かされている子ども食堂もある。

これらと比較するのは申し訳ないが、あまりにも「子ども食堂」から逸脱したものしかイメージできないのである。

ファミリーマートは、従来の熱意ある子ども食堂への資金提供、食料提供などの間接支援ではいけなかったのだろうか。「子ども食堂」を名乗って、直接参入する意味は何があるのだろうか

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