- 2019年01月30日 16:00
がん患者・年間100万人時代「がんになる前」にどうしても知っておきたいことは
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もしあなたが、友人や家族から「がんが見つかった」と相談されたら、どうしますか?
言葉を失うでしょうか。それとも、何か力になれればと、ネットで必死に情報を探すでしょうか。
最新のデータでは、日本で1年に新しくがんにかかる人は99.5万人に上っています。一方で、1年に生まれる赤ちゃんの数は92.1万人。日本ではいま、赤ちゃんより多くのがん患者が生まれています。人生のうちにがんにかかる確率は、「2人に1人」といわれています。
そんな「ありふれた病気」にも関わらず、健康なうちに「がん」について知識を持っている人は、それほどいません。
「どの医療機関に行けばよいのか?」「より良い治療を受けるにはどうすれば良いのか」「医師に言えない悩みやグチを、相談できる場所はあるのか」
がんが見つかった人の多くは、突然、こうしたこれまで考えもしなかった疑問に直面します。そして限られた時間の中で情報を集め、治療の方針などを決定しなければならないことに戸惑います。
もし、がんになる「前」にこうしたことを知っておけたら…。そんな思いに応えようとする映画が、2月2日(土)に公開されます。
題名は「がんになる前に知っておくこと」
どんな映画なのか、そして、どのようなことを伝えたいのか。監督の三宅流(みやけ・ながる)さんにお話を聞きました。

Q)今回、この映画を撮ろうと考えたきっかけを教えてください
よく、がんの映画というと「余命半年の患者さんが、どういうふうに生きたか」とか「スーパードクター登場」というものがイメージされます。でも「本当に必要なことって、そういうことなのかな?」という疑問がありました。
がんに関して、「自分がなったらどうしたらいいか」をあらかじめ知っている人って、ほとんどいないと思うんです。そこで今回、そういう基本的なところを全体像として描いた映画を探してみたんですけれども、なかったんです。
だったら、本当に必要なものを作ってみようと思いました。
Q)映画では、主人公の鳴神綾香(なるかみ・あやか)さんが、「がんになる前の人」の代表として、様々ながん医療の現場を訪れて、そこで働く人や経験者の話を聞きながら、がんについて学んできます。

主人公のオーディションには、50人くらいの応募がありました。
その中で鳴神さんに話を聞いたら、以前、乳がんの検診を受けて「疑いあり」と言われた経験があることがわかりました。
すごく不安になって、いろいろインターネットで探しても、全然何が正しいのか分からない。そういう不安を感じた経験があることで、映画を見る人と同じ目線に立って、知ってくれるんじゃないかなと思ってお願いしました。
Q)映画の前半、鳴神さんは「がんの3大治療」と呼ばれる、手術・抗がん剤治療・放射線治療を行っている医師のところに話を聞きに行きますね。
医師たちは治療の内容について、できるだけわかりやすく話そうとしているのですが、やはり専門用語が多く、鳴神さんも戸惑う瞬間があったように見受けられました。




