- 2019年01月31日 06:59
新井貴浩がトークショーで語った本音 広島カープへの思いとは
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広島東洋カープ史上初のセントラル・リーグ3連覇に貢献し、昨シーズン限りで現役を引退した新井貴浩さん(42)が20年間のプロ生活を振り返るイベント「トークショー in ひろしまブランドショップTAU」が24日、東京都中央区・銀座で開かれた。
カープから阪神タイガースにFA移籍してカープファンから大きな批判を浴び、そしてまさかのカープ復帰を果たした新井さん。“期待の主砲”から“裏切り者”、そしてカープが似合うヒーロー“新井さん”と、良くも悪くも常にカープファンの感情を揺さぶり続けた選手生活だった。そんな不器用な生き方ながら、裏表のない性格といじられキャラでファンに愛された。
新井さんは阪神移籍直後に広島市民球場で浴びた大ブーイングや、「出戻り」としてのマツダスタジアム初戦で大歓声に迎えられたことなど、自らの選手生活を振り返り、倍率約30倍の抽選を潜り抜けて来場したカープファン25人を楽しませた。
また、丸佳浩外野手の巨人へのFA移籍には「弟のような感じ。心の中では頑張れよと応援している自分がいる。違うところで打ってくれ、とはもちろん思いますが」と正直な思いを語った。人的補償でカープに加わる長野正義外野手については、「性格も人柄もよく、間違いなくカープにとってプラス。移籍して環境が変わることは、肉体的にも精神的にも想像以上に大変。アドバイス出来たら」とエールを送った。
イベントは、フリーアナウンサー、山田幸美さんが司会を務め、カープ芸人として人気の「THE GEESE(ザ・ギース)」の尾関高文さん(41)も登場。万年Bクラス続きの弱小時代のカープをともに支え、同時にカープに復帰した黒田博樹元広島投手とのエピソードも紹介され、カープファン大喜びの内容だった。その様子を紹介する。【岸慶太】
新井貴浩の歩み
1977年 広島市中区出身
1992年 広島県立工業高校に入学。春・夏の甲子園には出場せず
1995年 駒沢大学に入学。4年秋のリーグ戦で打点王とベストナインを獲得
1999年 広島東洋カープに入団(98年ドラフト6位指名)
2005年 43本塁打で本塁打王を獲得。球団年間本塁打記録(山本浩二の44本)に迫る
2007年 オフにFA権を行使し、阪神タイガースに移籍
2008年 北京五輪に日本代表4番・一塁手として出場
ゴールデン・グラブ賞を受賞
2011年 東日本大震災に伴う開幕延期をめぐり、選手会会長として調整に奔走
93打点で打点王を獲得
2014年 オフに阪神に自由契約を申し入れ、広島東洋カープに復帰
2016年 リーグMVPの活躍で、25年ぶりのセ・リーグ優勝に貢献
通算で2000本安打、300本塁打を達成
2018年 チームがセ・リーグ3連覇
ソフトバンク・ホークスとの日本シリーズ第6戦に代打で出場し、現役引退

カープ加入の長野選手 「ユニフォーム似合っていた」
新井さんはイベントの冒頭、2018年シーズンを振り返り、今期のカープへの期待を語った。
――(長野選手が)ご飯に連れて行ってほしいと言っているとの記事もありました。
新井貴浩さん(以下新井) 人づてに聞いていますし、僕もぜひ行きたいですね。
――新井さんの後釜みたいにも言われています。
新井 性格も人柄も良いですし、間違いなくカープにとってプラスになります。僕も経験しましたが、移籍、環境が変わるってことは想像以上に大変。肉体的な面も、精神的な面も。グラウンド内だけじゃなくて、グラウンド外もすごく大変なんで。僕も経験者としてわかるんで、自分が体験したことでよければアドバイスしたいと思います。
――昨日はカープ入団の会見もありましたね。
新井 (ユニフォームが)似合ってましたね。いやあ、似合ってました。
――昨シーズンはマツダスタジアムでの3連覇。おめでとうございます。
新井 ありがとうございます。ありがとうございます、でいいのかな。微妙なんですよね(笑)。
尾関高文さん(以下尾関) マツダで見れてうれしかったですよ。
新井 優勝は何回、どこでしてもうれしいですけど、過去2回は東京ドームと甲子園でビジターだったので。本拠地マツダでできてうれしいし、僕ら以上にファンの方が喜んでくれたので。それはうれしかったです。
選手層厚いカープ 今年は日本一になる
――後輩たちに日本一を託すと。
新井 今年日本一になるんじゃないですか。
尾関 頼もしい。
新井 今年も間違いなく戦力的に見て、優勝候補の筆頭です。これは間違いないので。
尾関 丸選手が抜けたことはそこまで大きくないと。
新井 やはり、丸は良い選手ですから戦力的にみたら大きいですよ。ただ、丸がいなくなりましたが、次の名前が出てこないことはないじゃないですか。
尾関 野間さん(野間峻祥外野手)がいたりします。
新井 例えば、センターに野間が入るとして、レフトはまっちゃん(松山竜平外野手)もバティスタ(サビエル・バティスタ外野手)もいますし、下水流(下水流昂外野手)も力つけています。堂林(堂林翔太内野手)もいますし、龍馬(西川龍馬内野手)も外野やっています。ポンポン名前出てくるんですよ。丸の力は大きかったので、一人では補えないですけど、その分楽しみが大きい。選手層の厚さを感じますよね。

――日本一につながる大きな強みです。
尾関 特に誰かに期待して、一皮むけてほしいというのはありますか。
新井 特に誰というのはあんま言いたくないですね。みんなに頑張ってほしいんで。しいて言うなら、上本たかし(上本崇司内野手)ですかね(笑)。
尾関 ミニ新井さんとして活躍していますけどね。2軍に山口翔さん(山口翔投手)というモノマネ上手な選手がいて、「脅威だ」って言っていました。
――どこで競っているんですか(笑)。
尾関 そういう雰囲気を良くする選手も大切ですよね。
新井 崇司も本当に頑張っていますから。野手の層が非常に厚いんで、守備固めと代走で自分は絶対に生き残るんだという気持ちでいます。マツダではロッカー近かったけど、ずーとポータブルでピッチャーの癖とかを見ています。



