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女性が働き、男性が家事育児したら「ヒモ」呼ばわり 尾木ママ「日本は母性と父性に囚われすぎ」と語る

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女性が働き、男性が家事育児したら「ヒモ」呼ばわり

共働き世帯が多数派となった今、父親も家事・育児をするのは当たり前と言われます。「イクメン」という言葉が広がる一方、育児休暇を取ると「男の人は仕事するのが育児でしょ」と言われる人も。「父親らしさ」って何だろう?と悩むお父さんもいるようです。

尾木ママこと教育評論家の尾木直樹さんを囲んで保護者たちが座談会をする「ウワサの保護者会」(NHK Eテレ)。1月19日の放送は、現代の「父親らしさ」について考えていました。尾木ママは、「日本社会はあまりにも母性と父性にとらわれすぎ」と指摘しています。(文:篠原みつき)

「父親の威厳がない!」「お父さんなのに叱らないよね」と言われる

今回は、家事も育児も自分から積極的に行う、というお父さんたちが参加していました。子どもと一緒に過ごす時間を増やしたいと、自宅近くの会社に転職した人も。しかし、よく考えると母親が2人いるようなもので、「父親」の実感がなく、「父親らしさ」ってなんだろう、とモヤモヤを抱えているそうです。

また別のお父さんは、育児休暇を1年以上取っていたとき、ママ友に

「お父さんなのに怒らないよね」

「男の人は仕事するのが育児でしょ」

などと言われましたといいます。「エッと驚いて。僕の中では育児は育児、仕事は仕事なんだ、それを一緒にするな!って、(喉まで)出かかりました」と、心を痛めた経験を明かしました。

妻から「父親なんだから叱って!」「男の威厳がない!」と言われる人もいて、やはり、「父親らしさ」に悩んでいました。男性に育児参加を促すはずの女性からも、こうした言葉が出てしまうのです。

男性学を研究する社会学者の田中俊之さんは、戦前まで父親の権威が非常に強かったが、戦後は男女平等になり父親の権威は否定された。だが、どういう父親があるべき姿なのか、明確になったことはないと解説。いまは、「イクメンというイメージが先行していますが、現実の子育て対応はあまり変わっていない」と、イメージと現実のギャップを語りました。

番組では、数年かけて「フルタイムで働く母」、「家事育児をする父」という役割を築いた家族も紹介。素晴らしいご家庭でしたが、お父さんが「ヒモ」と言われたこともあったそうです。尾木ママは、

「日本社会はあまりにも、母性と父性に分けてとらわれすぎ。問題だろうと思います」

と懸念を口にしました。

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