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韓国文政権に激震 与党議員疑惑

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韓国・文在寅大統領(2019年1月24日)出典:韓国大統領府ホームページ

朴斗鎮(コリア国際研究所所長)

【まとめ】

・「文大統領夫人同級生」孫惠園議員が離党。投機疑惑で捜査。

・与党議員の疑惑と大統領府の不祥事相次ぎ、文政権は大揺れ。

・窮地の文政権の突破口は金正恩訪韓と“反日”のみ。

【注:この記事には複数の写真が含まれています。サイトによっては全て表示されないことがあります。その場合はJapan In-depthのサイトhttps://japan-indepth.jp/?p=43837でお読みください。】

韓国与党「共に民主党」の孫惠園議員(ソン・ヘウォン、ソウル麻浦区乙が選挙区)が1月20日に記者会見を行って離党を表明した。孫議員が離党を表明せざるを得なくなったのは、韓国全羅南道木浦(モッポ)旧市街を「韓国のサントリーニ(エーゲ海ギリシャ領の島)のようにしたい」という意気込みで始まったとされる「木浦文化財通り」(いわゆる孫惠園タウン)にまつわる投機疑惑のためだ。彼女の離党は親友の文在寅大統領夫人・金正淑(キム・ジョンスク)氏に類が及ぶのを防ぐためだとも言われている。

▲写真 与党「共に民主党」を離党した孫惠園(自由日報より)

この「木浦文化財通り」地区は、孫議員の熱心なロビ―活動によって2018年8月に登録文化財として告示された。政府予算500億ウォンを投じて「螺鈿(らでん)漆器博物館」を中心に文化拠点を作るという構想だ。SBSテレビがこのプロジェクトに関連して孫議員に不動産投機疑惑があると報道したのが騒動の始まりとなった。

孫議員が「文化通り」に復活させるとして「地上げ」していた所は木浦の旧市街地1.5キロメートル区間に集中しているのだが、皮肉にもそこは文政権が一掃しなければならないと叫ぶ「日本植民地時代の遺産」である元日本人街である。

▲写真 旧木浦日本領事館 出典:Amlou2518

■ 「孫惠園タウン」投機疑惑に検察が捜査開始

孫議員はこの会見で、自身へのメディア報道をフェイクニュースであるかのように非難して、あたかも被害者のように振る舞ったが、驚くべきは、離党表明を行う孫議員の横に洪永杓(ホン・ヨンピョ)「共に民主党」院内代表が「秘書」のように付き添ったことである。政府与党の院内代表が一年生議員の個人的離党会見に倍席するなどとは韓国の政治史だけでなく世界の民主主義国家では決して見られない異常な光景だと言える。このこと一つを見ても孫議員が文大統領の「威光」といかに深くつながっていたかが分かる。

▲写真 洪永杓(ホン・ヨンピョ)「共に民主党」院内代表 出典:国会研究所

23日にも孫議員は、木浦の老朽化した博物館予定建物(ゲストハウス「チャンソン荘」)ですべての疑惑に答えると大見得を切って1時間30分の記者会見を行ったが、単なる独演会で終わり、むしろ疑惑を深めた。

孫議員の最大の問題点は露骨な「利益相反」行為だ。彼女は文化財庁に影響力を行使できる国会文化体育観光委員会の与党幹事でありながら、「木浦文化財通り」が公示される直前から、自身の夫の財団及び補佐官、親戚などの名義で建物と土地25件を買いあさった。家2軒を買っても重課税されるというご時世の韓国で、国会議員が、それも直接利害関係をもつ委員会所属の国会議員が、家族・親戚と知人名義で不動産を25カ所も購入したことを、妥当な行為とみなせるはずはない。

韓国検察は22日、孫議員が政治圧力をかけて「木浦文化財通り」指定を行ったのか、また、指定建物の購入前に関連情報を手に入れていたのかを中心に捜査を開始した。

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