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MBA財務官僚の地方創生リポート50:亀岡市からプラごみゼロへ

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また、ネットの世界でも賛否両論。応援も多々ありますが、批判として主にみられる論調は、

〇石油精製過程や、焼却・リサイクル過程を踏まえると、ビニール袋は大きな環境悪ではない。環境負荷が大きい製品や行為は、他にいくらでもある

〇ビニール袋は家庭ゴミ袋にもなるなど利便性が高く、かつ低コスト。禁止条例は、消費者の生活・企業経営に無理を強いていないか

〇プラスチックの使い捨てゼロや保津川の保全、海洋汚染の防止という目的に対して、一地域だけでのレジ袋禁止は、手段として効果が乏しい

といったものです。

果たしてそうなのでしょうか?

坂道をのぼるか・眺めているだけにしておくかの選択

まずは現場を見てみるべし。休日の1月13日に開かれた保津川クリーン作戦に、はじめて参加しました。


流域の住民・企業・NPOなどで構成される「プロジェクト保津川」が主催する保津川の清掃活動。

保津川の船頭さんが始め、10年以上も前から続き、今回で118回目を迎えます。第118回目に集まったのは20名を超える有志の方々。

(手にもつのは、亀岡の約130店舗の商店で利用できる「ありがとう券」。こうした活動と組み合わせ、地元経済との連携を目指す試み)


8時45分から開始して、丈夫なゴミ袋とトングを手に、川辺に沿って、ゴミ拾いをしていきます。

413年の歴史をもつ保津川下りのための「水寄せ」の上を進みます。 


 木のトゲに引っかかったり、背の高い草むらにあるため、近づくと見えなくなる腹立たしいビニール袋など。


苦戦しながら、たった1時間で集まったゴミの量です。意味不明なものも多く、過去には「便座」なども拾ったそうです。


このように集めてきたゴミは、ビニール袋やペットボトルなど圧倒的にプラスチック製品が多く、全体総量の6割を占めます。

プラスチックであれ、何であれ、そもそもは「自然を汚すゴミのポイ捨て」をなくしていくべきです。ただ、それが実際に難しいために、今日の環境問題が発生していると言えます

単なる「あるべき論」を唱えても、誰も何も変えてくれません。

亀岡市の宣言は、こうした現状にまさに一石を投じるもの。反響として起きてくる消費者の声を聞き、当事者となる事業者との議論を重ねて、取り組みを進めます。

規制だけでなく、ゴミの回収を進めて資源化率を高めること・環境保全の観点から他自治体との連携も不可欠です。

また、できる限り注目を集めることで、消費者・事業者の行動変容を促すことが重要だと思っています。そのため、批判も大いに歓迎します。

今回の連載では、国内外の動向や事例も踏まえながら、「一石を投じる」議論の素材を提供していきたいと思います。

読者の皆様が知っている面白い取り組みや参考事例があれば、ぜひご連絡を!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。2019年の歩き初め、50歩目。


亀岡市役所 地方創生担当部長 

仲山徳音(なかやま なるね)

E-mail: nakayama88@city.kameoka.lg.jp

Phone: (0771) 25-5006

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