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稀勢の里 父が語った「息子の相撲人生」と「嫁取りの条件」


1月16日、第72代横綱・稀勢の里(32)が引退した。十両時代から13年間、稀勢の里の名古屋滞在中に専属運転手を務めてきた江口正裕さん(65)は、早すぎた引退の原因についてこう語った。

「ファンの期待に応えようと、無理をし続けた結果でしょう。あれだけの大ケガをしたのに、完治しないまま本場所に出場し続けた結果、こういう形での引退になってしまったんです」

ボロボロになっても、横綱として闘い続けた稀勢の里。その陰には、ひるむことを許さない“鬼の父”の叱咤があった。昨年11月、本誌の取材に応じた稀勢の里の父・萩原貞彦さん(73)は「引退は当分ない」と断言している。

「35歳までは筋力もアップできるし、これからもっと相撲も強くなれる。本人だって辞める気なんてないはずです」

稀勢の里が35歳を迎えるのは3年後。“あと3年は横綱を!”と激励していたのだ。

引退翌日の17日、本誌は茨城県牛久市内の実家に貞彦さんを訪ねた。前日には「何も話したくない」と他社の取材を断っていた貞彦さん。本誌記者が話しかけると「昨日の今日だからね、複雑な気持ちではあるよ」と言いつつも、心境を語ってくれた。

――「一片の悔いもない」と稀勢の里は話していましたが。

「あの場ではそう言うしかないだろうね。引退を決めた今となっては、自分自身に『相撲人生に悔いがない』とか『出会った人に感謝したい』とか、そう言い聞かせるしかないでしょう」

――あと3年は頑張ってほしいとおっしゃっていましたが。

「もちろん現役のうちは優勝もしてほしいし、横綱でいてほしいよ。でも思うような成績が出なかったんだから、仕方がない。息子は自分の相撲人生に大満足だと思う。最初は横綱どころか、十両になれるとさえ思いもしなかったんだから。入門させたころを思えば、私だって彼の相撲人生には大満足ですよ」

自身を納得させるように、貞彦さんは話していた。稀勢の里は引退当日に「荒磯」を襲名。公私ともに支えるパートナーも必要になってくるが、気になる“嫁取り”は――?

「さあ、それだけは私も知らないなあ」

そう言葉を濁す貞彦さん。しかし前出の江口さんは次のように話していた。

「近づきたがっていた女の子はけっこういました。ただ本人が『現役中は相撲に精進したいので結婚はしない』と、すべて断っていたんです」

貞彦さんに息子の結婚条件について聞くと、こう語ってくれた。

「縁があった人と結婚してくれればいい。本人任せだよ。今の気持ちはただ『お疲れさま』ということです」

そう答えた貞彦さんの口元は、心なしかほころんでいた。

綱取りの次は嫁取りを!稀勢の里あらため荒磯親方が挑む“取組”にも目が離せない。

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