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八方ふさがりどころか十方ふさがり以上に陥ってしまった安倍首相

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1月20~21日、箱根に行ってきました。全国革新懇の都道府県革新懇事務室(局)長合宿交流会が開かれたからです。

私は特に出席を要請されたわけではありませんが、講演などでお世話になっている皆さんにお礼を述べる良い機会であり、しかも選挙イヤーである今年初めの会議の重要性を考え、顔を出させていただくことにしました。

この会議の様子は『しんぶん赤旗』や全国革新懇FAX ニュース『革新の風』などで伝えられました。その中で、私の発言につても、次のように報じられています。

「全国革新懇の五十嵐仁代表世話人は、統計不正問題や消費税増税、原発、日ロ領土交渉などを挙げ、安倍政権は『八方ふさがりになっている』と指摘。

『情勢は大きく流動化し、大変動のきざしが表れている。私たちの取り組み次第では、大きな政治的転換を生み出す面白い状況が、参院選に向けて進んでいくのではないか』と語りました」(『しんぶん赤旗』1月22日付)
「政治学者の五十嵐仁全国革新懇代表世話人は、統計不正問題、沖縄、 消費税など8分野での破たんをあげ、『安倍首相は八方ふさがり』の情勢について発言。参院選で本気の共闘で大激変大激動を起こそう、「安倍よアバよ」と“五十嵐節”で会場を沸かせました」(『革新の風』718号、2019年 1月 22日付)
ここで書かれているように、私は今の情勢の特徴、改憲をめぐる状況、参院選の捉え方の3点について発言しました。そのなかで特に強調したのは、昨年末から安倍首相が八方ふさがりの状況に陥っているということです。

もっと言えば、「八方」どころか「十方ふさがり」以上と言っても良いかもしれません。それほど難問山積の状況に安倍首相が追い込まれているのが現在の情勢の特徴です。

国内外ともに情勢は流動化し、予測不能になっています。「激変の兆しあり」というところですが、私たちの運動次第で大きな政治転換を起こすことができる「面白い」情勢でもあります。

「十方ふさがり」というのは、毎月勤労統計での不正調査、辺野古新基地建設をめぐる県民投票、「火だるま」となっている消費税再増税、破綻してしまった原発輸出、見通しの立たない改憲、森友学園への値引きの根拠の崩壊、国際情勢に逆行する大軍拡、日米貿易摩擦や北方領土問題、日韓関係などで不透明さを増す外交の八つに加え、日産をめぐるゴーン前会長の不正と起訴、五輪招致のための裏金贈賄事件の表面化を指しています。

昨年の臨時国会で成立した改定入管法につても4月施行に向けて多くの課題が指摘されており、年金カットなどの福祉削減、医師や教師の「働き方改革」をめぐっても批判が高まり、年末から年始にかけては株価も乱高下しながら下がってきています。

まさに天下大乱の兆しありというところで、実際には「十方」以上のふさがり方だと言って良いでしょう。しかし、直近の世論調査では内閣支持率が微増して40%台を維持し、不支持率を上回っています。

これほどの閉塞状況で問題山積でありながら、内閣支持率低下に結びついていないのは何故でしょうか。高知新聞社が実施した県政世論調査で内閣支持率が26.8%だったという報道がありましたが、全国的にそうなってもおかしくありません。

そうなっていないのは、この現実がメディアなどによって十分に国民に知らされていないからです。同時に、内政の行き詰まりに追い詰められた安倍首相が外政に逃げ込んでいることも大きいように思われます。

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