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NHK大河『いだてん』の主人公・金栗四三がグリコのモデル

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2代目マークのパッケージ

 1月6日より放送が開始された、NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』。

「W主人公」でストーリーが展開していくのだが、そのうちのひとりが、日本のオリンピック代表選手1号で、「マラソンの父」と呼ばれる金栗四三だ。ドラマでは、歌舞伎俳優の中村勘九郎が演じている。

 じつは金栗四三はかつて、大阪・道頓堀のシンボルにもなっている、お菓子「グリコ」のマークのモデルだった。写写丸は、グリコを販売している「江崎グリコ」の広報担当を直撃取材した。

――「グリコ」のマークはどうやってできたんですか?

「弊社では『ゴールインマーク』と呼んでいます。創業者の江崎利一が、栄養菓子「グリコ」の商標とキャッチコピーを検討していた時期のことです。近所の八坂神社(佐賀県蓮池町)で駆けっこをしていた子供が、両手を大きく上げてゴールインした瞬間を目の当たりにしました。

 その姿を見て、『人間は誰でも健康でありたいと願っており、スポーツこそ健康への近道、子供の遊びの本能もスポーツにつながっている』と思ったんだそうです。

 これ以上商標にふさわしいものはない、と考えた利一は、さっそく原画を描きました。そして、それまでに描いていた花や鳥などのマークとともに、近くの小学校に持参して、子供たちに見てもらいました。

 小学生の人気投票の結果、圧倒的に『ゴールインマーク』の人気が高く、それを採用したのが始まりです。大正11年(1922年)から使用しております」

――マークのモデルが、金栗四三だというのは本当ですか?

「じつは、金栗選手を参考モデルのひとりにさせていただいたのは、2代目のマークなんです。

 店頭にいた利一が、女学生たちの『グリコの(初代)マークの顔がこわい』という会話を聞き、大正12年(1923年)にマークを描き直すことが決まりました。

 2代目マーク(冒頭の画像)は、昭和4年(1929年)から使用していますので、変更まで6年近くの年月がかかったことになります。描き直す決意をしてから、14名もの画家さんに依頼をしたと言われています。

 金栗選手のほかにも、『極東オリンピック(第5回極東選手権競技大会、1921年)』のマラソンで優勝した、フィリピンのカタロン選手や、『パリオリンピック(1924年)』に出場した短距離走の谷三三五選手。さらに、そのほか当時の多くの陸上選手のにこやかなゴールイン姿をモデルにした、という記録が残っています」

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