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ある医師のキャリアプラン 医師という職業が楽しい

正直私みたいな医師は一般の医師のキャリアプランには何も役にも立たないと思いますが、一応覚書程度に少し書いてみたいと思います。

防衛医大出身の医師は自衛隊医官として卒業します。2年の研修医後の2年(3−4年目)正直自衛隊関係の仕事が途中で入るため、いわゆる医者としての訓練は一般医科大学卒業生に比べて少し遅れます。また学位を取るまでの最短時間6年が防衛医大では9年かかります。
(この遅れのため早期にやめる医官も以前は多かったです。ただ9年間の義務年限があり、その前に辞めると最高5000万近くの償還金がかかります。)

平成元年卒業の私は、大学病院では血液内科、自衛隊では一般内科、バイオテロ対処、医務官(公衆衛生関連)、自衛隊訓練時の安全管理などを担当し、今思えば防衛省退官後含めてあっという間に30年が過ぎて行きました。それこそ20代から30代で病院にいる時間は年に2000時間いっていたでしょう。(朝8時から夜10まで基本病院敷地内。)それでも今思えば眠れてさえいれば問題はなかったです。いやそれこそ楽しいいい思い出です。

総理官邸勤務の医官(小渕さんの事件以降新設された自衛隊中央病院の医師、看護師が行う官邸付き医療職)なんかやっていたら、政治への興味が湧き、防衛医大勤務中は現場での違和感(埼玉地方における医療の問題)、そして政治への不満を感じなんの計画もなく防衛省をやめ参議院選挙に突入しました。公務員でしたので突然の退職は周りには迷惑、当然受かるはずもなくフリーター医師となりました。

生活していくことはできるのかと不安を持ちながらも、助けてもらいながら働く場所を紹介してもらい定職のないフリーター医師なってみると給料の高さに気づき、いつやめても生活は大丈夫なことを確信して、医療経済、医療政治を勉強してました。防衛医大の半分の勤務時間、仕事量もさらに半分で倍以上の給料をもらった時は何これと思ったものです。勤務医の給料は本当に安いという実体験ですw

なんの因果か安定していると思われた栃木ですら血液内科医が足りず、獨協医科大学の血液内科医に出戻り(給料半分、仕事量倍w)。それでも自分の専門領域の進歩を感じれることが楽しく仕事をしていました。それこそこのまま一血液内科医でもいいかなと思ったりもしたのですが、もう少しやり残したことがあるのではと再度フリーターになりました。

その後臨床を離れていては発信する医師としてやはりダメだと認識し、今は笠間の石本病院で院長を勤め、一般内科、老人内科、緩和ケアを行い、外勤先の足利で血液内科医をやっています。

その意味で医師として色々な現場を体験しているからこそ、今の日本の医療に対して患者にとって少しでもいい方向に向かわないかを模索し、そこには過程として医療者の健康が必要で、それが地域の安心、ひいては経済活動の発達までいくのではと風が吹けば桶屋が儲かるなんて施策を考えています。

若い時にはいい医師になりたい。もちろん家族を持てばお金も入りますし、ステイタスも欲しいと思います。ただ忙しい血液内科からどうしても離れられないです。だって面白いんですもの。まあ生きがいですかね。出なきゃ給料半分、仕事量倍wのところに2回も戻りませんw。ただの馬鹿なんでしょうが。

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