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財政再建の本丸「医療費削減」は可能か -後期高齢者「窓口負担3割」引き上げ実現に向けて-

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こんばんは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

本日はクラウドファンディング支援者からのリクエスト記事です。いただいたテーマは『財政再建の本丸「医療費削減」は可能か』

ちょうど年末年始にかけて、古市憲寿さんと落合陽一さんが終末医療を中心とした医療費削減について対談を行い、いわゆる「炎上状態」になったことが話題となりました。

落合陽一×古市憲寿「平成の次」を語る #2 「テクノロジーは医療問題を解決できるか」
http://bunshun.jp/articles/-/10191

とりわけ「安楽死」の部分を医療コストと結びつけて論じたことに異論が噴出し、落合陽一さんは後日、自身のnoteにて謝罪と一部の訂正を発表しています。

落合陽一が文學界の「落合古市対談」で伝えたかったこと
https://note.mu/ochyai/n/n4bac91613a3a

確かにコスト削減からの文脈で安楽死という極めてセンシティブな課題へと放談が流れていったので、不適切との意見が出るのはやむを得なかったと思いますし、御本人もその部分は認めて謝罪をしています。

しかしながら一方で、この対談内容のすべてが否定されるものではありません。

特に、落合氏本人は「結論を出すには時期尚早」として撤回されたものの、「後期高齢者の自己負担増」こそ政策的に実現可能&早急に手をつけるべきことだと私は考えています。

終末医療のコストについては、医療関係者や有識者からすでに指摘が入っている通り、確かにコスト増との因果関係がまだ不明だと思いますので、ここでは置いておきます。

やはり医療費負担の問題を論じる本丸は、後期高齢者の自己負担増です。


(出典:厚労省

今後の後期高齢者の総人口における割合、医療における患者数増加は火を見るより明らかであり、このコストを圧縮しない限り我が国の社会保障制度に永続性はありません。

最近は「予防医療によって、医療費を削減することができる!(後期高齢者の負担は増やさなくてもOK!)」という論調がある種のトレンドになっているものの、残念ながら現時点で予防医療によって総医療費が抑制できるというエビデンスはないですし、むしろ寿命が伸びることによるコスト増の可能性すら指摘されています。

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