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アメリカン・スタンダード≠グローバル・スタンダード

世界はグローバル化しています。グローバル・スタンダードという言葉も一般的になってきました。

この時、グローバル・スタンダード=アメリカン・スタンダードかのように認識したり主張したりする人が多く、特に日本人にはそれが多い印象があります。
しかし、これは誤解でしょう。

グローバル企業では多くの国籍の人が仕事をしています。ヨーロッパ人は簡単にアメリカ流に従いません。
アメリカからのオフショア先となっている中国人やインド人も強く主張をします。アメリカ人が「こういうやり方でやる」と説明しても、中国人は「それはおかしい。それではこの部分はどうなるんだ」としっかりと自己主張をします。コミュニケーションの結果、アメリカ側が折れるケースも多数あります。
自己主張が強い(?)中国人に限った話ではありません。インドネシア人もオーストラリア人もコロンビア人も同じです。

最近は珍しく出張の機会があり、アメリカ/中国で仕事をしていますが、これを強く実感します。
グローバル・スタンダード≠アメリカン・スタンダードです。(物事の測量の基本である長さ・重さの単位は、アメリカではヤード・ポンド法が依然として幅を利かせています。しかし、ヤード・ポンド法はグローバル・スタンダードではありません。)

もし、アメリカのスタンダードがグローバル・スタンダードになっているならアメリカはもっと強くもっと豊かになっていますが、そんなに強くありません。

日本はアメリカ強国幻想に取りつかれすぎている気がしてなりません。TPP等の議論においても、アメリカが公的医療保険を撤廃させるとありますが、オーストラリアなど参加国が黙ってその条件を飲むとはとても思いません。公的医療保険を撤廃せよといえば他参加国は強く反対するでしょう。


※本エントリー中の「アメリカン・スタンダード」はトイレメーカーではありません(これを書きたくて、そのような表現にしました)

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