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気候変動で世界のコーヒー野生種の半分以上が絶滅の危機=英研究


[ロンドン 16日 ロイター] - 英王立植物園は、気候変動と森林伐採のため世界の野生種コーヒーの半分以上が絶滅の危機にひんしている状態で、長期的な種の保存には現状の保護政策では不十分とする研究結果を公表した。危機は広く商業流通しているアラビカ種とロブスタ種でともに見られるという。

研究を共同で率いたキューガーデン・コーヒー研究責任者のアーロン・デービス氏は、熱帯地域の特定の国、特にアフリカや気候変動の深刻な影響を受けている森林地帯を中心に対策が必要と指摘。ロイターに、「気温上昇と降雨減少で、自生に適した土地が減少している」と述べた。

同氏はまた、この研究結果はコーヒーの消費者だけに重要なのではないとし、「輸出収入の多くをコーヒーに依存する国が多数存在する。推計では、世界のコーヒー生産従事者は1億人前後とみられている」と述べた。

研究は特に、アラビカ種の原産地でアフリカ最大のコーヒー輸出国であるエチオピアにとって、この結果は懸念材料と分析する。エチオピアのコーヒー生産関係者は1500万人前後、年間のコーヒー輸出収入は推定10億ドルに達するとみられている。

コンピューターモデルにより気候変動がエチオピアの野生アラビカ種に与える影響を算出したところ、2080年までに自生地面積が最大85%減少するとの結果が出たという。さらに、2017年にコーヒー農場に対する気候変動の影響を算定したところ、今世紀末までにエチオピアのコーヒー栽培地の最大60%が栽培不適格になる見込みという。

研究結果はScience Advances誌とGlobal Change Biology誌に掲載された。

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