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東京五輪を危うくするもう一つの理由

 東京五輪招致疑惑を払しょくするために急きょ開かれた竹田IOC会長の記者会見が、さらに疑惑を深めてしまった。

 いよいよ東京五輪招致疑惑が安倍政権にとって大きな政治問題になりそうだ。

 しかし、東京五輪は、誰も指摘しないが、もう一つの大きな潜在的難題を抱えている。

 それは参加ボイコット問題だ。

 韓国との外交関係は、修復どころか悪化の一途だ。

 その原因が、日本の侵略に関わる歴史認識問題であるから深刻だ。

 おまけに北朝鮮との関係は拉致問題を巡ってこれまた最悪のままだ。

 ついに北朝鮮までも、拉致問題の解決と歴史問題を結びつけ始めた。

 そして、韓国と北朝鮮の和解は進み、ソウル五輪で実現した南北統一チームは、東京五輪ではさらに本格化するだろう。

 しかし、もし、このまま安倍首相が韓国、北朝鮮との関係を改善できないなら、そしておそらく安倍首相では改善は難しいから、場合によっては南北朝鮮が東京五輪をボイコットする事態が急浮上しないとも限らない。

 そうなれば、たとえ東京五輪が開催されても平和の祭典にはならない。

 何のための東京五輪かということになる。

 おまけに、ひょっとしたら、北方領土交渉で安倍首相を見限ったプーチン大統領のロシアさえも、ドーピング規制への反発を理由に東京五輪をボイコットすると揺さぶりをかけて来るかもしれない。

 いうまでもなく東京五輪の成功は安倍首相にとって最重要の政治課題だ。

 その東京五輪が、よりによって安倍首相自らの外交的失策で危うくなる。

 安倍首相にとっては、あってはならない事だろう。

 それに気づいて安倍首相がその外交を改めないようであれば、いよいよ安倍首相は総辞職ということになる(了)

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