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捕鯨枠

昨年末、日本はIWCを脱退する旨の通告を行いました。

今年の6月30日に正式にIWCからの脱退の効力が発生します。

IWCは、国際捕鯨取締条約の下、鯨類の保存と捕鯨産業の秩序ある発展という二つの役割があるにもかかわらず、現在のIWCは保護のみを重視し、鯨類資源の持続的利用の立場と保護の立場の共存が不可能であることが改めて明らかとなったことを踏まえ、今回の決断に至りました。

しかし、脱退後も、科学委員会等IWCにはオブザーバーとして引き続き参加することになります。

7月以降は、現行の科学調査を終了し、南極海、南半球での捕鯨は行いません。

日本の科学調査の2017年の捕獲枠は、南極海のクロミンククジラが333頭、北西太平洋のイワシクジラが134頭、ミンククジラが170頭、合計304頭でした。

このうちの南極海は今後、ゼロになります。

もし商業捕鯨が再開されれば、日本の領海またはEEZの中だけで行われることになります。

その場合、IWCで採択された持続可能な鯨類資源の利用を可能とする計算方式により算出される頭数の枠内で行われます。

クジラの種類は83種類と言われていますが、そのうちIWCが管理しているクジラの種類は13種類です。

そのなかで今後の捕鯨の対象となるのは、資源量が十分にあることが確認されているイワシクジラ、ニタリクジラ、ミンククジラの3種類です。

IWCが管理していないクジラの中ではツチクジラなどが捕鯨の対象となります。

もう少し詳しく言えば、沖合操業あるいは母船式捕鯨の対象となる可能性があるのはミンククジラ、イワシクジラ、ニタリクジラの3種類です。

現在、母船式捕鯨の母船は下関を母港とする一隻だけです。

沿岸捕鯨は、網走、釧路、八戸、石巻、南房総、太地などで行われ、ミンククジラとツチクジラ等が対象となります。

日本以外のIWC加盟国で商業捕鯨を行っているのは、アイスランドとノルウェーの2か国で、それぞれ2016年の実績で46頭と591頭のミンククジラを獲っています。

IWC非加盟国ではカナダで先住民が2頭のホッキョククジラを獲っています。(2016年実績)

この他にインドネシアでも捕鯨の実績があると言われています。

また、IWCが設定する捕獲枠に基づき、先住民が捕鯨をしている実績があります。

ロシアのチュクチ民族とアラスカ州のイヌイットは、2013年から2018年の間の合計で、336頭のホッキョククジラを捕獲することが認められており、同じくチュクチ民族とワシントン州のイヌイットが2013年から2018年の間の合計で744頭のコククジラの捕獲が認められています。

グリーンランドでは、年間にそれぞれナガスクジラ19頭、ミンククジラ176頭、ホッキョククジラ2頭、ザトウクジラ10頭、合計207頭を年間に捕獲することが認められています。

また、セントビンセントでは2013年から2018年の間の総計で24頭のザトウクジラの捕獲が認められています。

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