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米国ガソリン価格$4目前に

原油相場は引き続き小動きです。特に目新しい強材料はありませんが、米国のガソリン価格高騰を受けた戦略備蓄放出の思惑にもめげず小幅高となっています。ただ、引け後には米国石油協会(API)統計で原油在庫が予想以上の増加となって原油相場をやや圧迫しています。

3月27日のNYMEX WTI 原油先物の終値は前日比30セント高の$107.33/bblで、引け後の時間外取引は$106/bbl台後半です。

この日発表の米国経済指標は消費者信頼感指数がほぼ予想通りですが、リッチモンド連銀製造業景況指数は予想よりかなり悪い一方、住宅価格指数は予想より下げ幅が小さいなどまちまちな結果でした。ドル相場も方向観を欠いており、原油市場は閑散となっています。

北海や南スーダンの供給障害などは、こうした閑散な時に思い出したように取り沙汰されますね。
ただ、いずれも大きな量ではありませんから、相場を高騰させる力はありません。

マスターカードの調査によると、先週の全米のガソリン消費量は日量865万バレルで前週比1.5%減と3週振りの減少です。前年比では7%減で30週連続のマイナスとなっていおり、ガソリン消費の不振は出口が見えません。

一方、ガソリン平均小売価格は13週連続の上昇で$3.88/ガロンとなり、前年比9%高の水準です。
また、週明けの米国エネルギー情報局の調査では$3.973/ガロンを記録し、いよいよ$4/ガロンの大台目前ですね。

[画像をブログで見る]

ガソリン価格の上昇は戦略備蓄の放出など米国政府による対策の必要性を想起させます。
昨年は4月末から5月中旬にかけて全米のガソリン平均小売価格が$4/ガロンの大台を超え、社会問題になりました。

オバマ政権もFRBも現在の原油価格上昇について一時的なものとの認識を続けてきましたが、メディアの扱いが大きくなれば放置しておくこともできなくなりますね。

2012/03/27
NYMEX WTI May$107.33/bbl( +0.30 )
20日移動平均:$106.20( +0.12 )
ボリンジャーバンド
 +2σ:$108.18/ -2σ:$104.22
 幅:$3.96( +0.05 )/ 100日平均:$9.56
ボラティリティ
 20.37 ( -0.99 )/ 100日平均:24.45

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