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穏やかな新年、しかし、難題も多し

 昔、現職の時代は、毎日、20箇所もの新年会があって、私がその半分を回り、後は家内と秘書が手分けして顔を出した。

 1日10箇所ともなると、滞在時間は10分程度、最初は「もう行くのですか」と言われ、最後は酔客に「やっと来たね」と皮肉を言われた。勿論会費を払うから費用も大変、まさに正月は難行苦行であった。

 よくも続いたものだと思うが、現職の後輩達は今も必死で回っている。その努力と誠意は是非分かって欲しいものである。

 引退した今は公の会以外ほとんど出ない。その分ゆっくり家族と過ごせ、穏やかな正月であった。


 ところが突然、正則学園高等学校の問題がテレビに取り上げられ大騒ぎになった。私はその学校の後援会長なのだ。

 理事長が教育熱心で朝6時半には登校している。教員はその時間に理事長室に行って挨拶することが恒例になっていたようだが、これを不服とした教員が個人ユニオンの労働組合に入って突然ストライキを行ったのだ。

 正直に言って具体的な内容はほとんどわからないが、新入生を迎える大事な時期に、「何故」という思いがある。

 少子化時代、私立の学校は生徒集めが大変だ。幸い正則学園高校は、近年、生徒が増加傾向でほっとしていたのだが、この騒ぎで大丈夫かと不安になる。  

 この学校は男子校で質実剛健が教育方針で、そこが気に入って先代理事長から乞われるままに50年も後援会長を引き受けてきた。

 私の主な役割は入学式や卒業式、あるいは保護者会で挨拶することなのだが、その度に、子供達が立派に育って欲しいとの熱烈な思いを語ってきたものである。

 教職員達も体育会系が多く、質実剛健の校風に染まっていて子供達と一体になって頑張っていたように思う。

 近年は、その感覚が少しずつ違ってきたようで、これも時代の変遷なのかなと思っていた。

 私たちの時代に求められたのは「男らしさ、女らしさ」であったが、今は下手すると差別と言われる。武士道精神は男の強さと優しさ、美に対する感性などを求めているが、そうした教育を行ってきた正則学園高校だけに、この難局をなんとか切り抜けて欲しいと思う。

 労働時間や労働環境の問題など、改善すべきこともあろうから存分に話し合うことが大事だが、「立派な男子を育てる」という原点に立って真摯に対応してもらいたいものである。

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