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NHKさんありがとう 今こそ地域医療をみんなで考えよう

7時と9時のNHKニュースで厚労省の会議の内容が放送されました。(医師の時間外労働2000時間上限も 過労死ライン2倍 厚労省案

前回の記事含めて、私はどこでもちゃんとした医療が受けれる、そのためには若手含めた医師をしっかり守ることが必要と言い続けてきました。

今回厚労省から出てきた今の医療体制を維持して過労死以上働けというこの厚労省の提言は、大学病院の代表者含めて医療者のお偉いさんたちが本当に何も考えていない馬鹿だということが明らかです。

岩手県立久慈病院の若手の先生の働き方が出てました。24時間一睡もしないで翌日も働く。みなさんこれが正しいですか?こんな医師に診て欲しいですか?命預けられますか?

その若手の働き方を知ってての院長の言葉。
「働き方を制限しては地域医療ができない」

それでなくても自然減少をしている久慈病院の医師の数。今までも増やす政策はやってきたのに、今後どうやって今の体制のまま、いや労働時間を殺人的にすることを法律が認めた田舎の医療施設にどうやって医師が増えるんでしょう。若手は2000時間残業OK。その残業代は保証されず現実的にほとんどサービス残業。無給医問題を覚えています?本当病院はただで使ってきた若手医師に払う気なんてありません。

山口大学医学部附属病院の例は脳血管治療の特殊領域。血液内科もこの分野と共通です。そうこの先生しかできない、そしてとても肉体的に大変な領域は医師がなかなかなり手がいません。だって給料含めて差別化してくれませんもの。
>今、若い医師などが東京などの都市部に集中する医師の偏在が起き、山口県では20代と30代の医師がこの10年で22%も減少しています。
>「働き方改革は医師の配置や充足度と密接にリンクしてくる問題だ。この非常に大きな議論が隠れていることを1度立ち止まって整理する必要がある」
医師以外でも地域に若手が残らない問題と共通なのです。医療だけに問題点を置くだけでは解決しません。

そしてちゃんと考えている人はいます。特に医療者以外の方が
>労働時間の短縮が本当にできないのかもっと検討を重ねるべきだ
>「医師も生身の人間 医療界は変革を」
と当たり前のことを言っていただいています。そう今の医療体制、病院含めての医療ニーズの地域ごとの分析と病院の統廃合含めた集中、医師の配分などを変えていくしか乗り切れないのです。だけどそれを無視する医療のお偉いさん。

人口が減っている地方。その中で病院のあり方をどうするか。住民たちにどう協力をお願いするか。医療と介護の連携をどう活用するか。そう変化させればできることはあります。今のように病院組織の利益を維持して変えようとしないことが一番の悪です。

医師に殺人的残業をさせることを法的に認めさせても変わりません。キャスターが言ってくれたように今こそ地域医療をどうするかみんなで考えましょう。

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