- 2019年01月09日 10:31
銀座&有楽町のアンテナショップ巡り 北海道から沖縄まで「故郷の味」を探し
2/2【徳島・香川県 トモニ市場】
トモニ市場は香川と徳島、二つの県を一度に楽しむことができるアンテナショップ。

店員さんのイチオシは徳島県の「いわし黒胡麻 魚骨せんべい」。かつてこちらのアンテナショップの近くにあった干物屋さんで扱われていた商品で、その店舗が閉店する際、食べられなくなるのを惜しむ声があり、アンテナショップで扱うことになったそう。多くの人が虜になったこの商品は、甘く味付けされ黒ごまたっぷりで、骨ごと丸ごと食べられるので健康的なおやつ。噛んだ時の”骨っぽさ”が気にならず、パクパク食べることができました。
「しいたけかりんとう」は見た目以上に甘く、後味にかすかにしいたけの香りがするなんだか不思議な体験をしたような気分に。
そして、火を通すものなのですが、餡入りのお餅を使用した香川県のお雑煮「金運のあんもち雑煮」をご紹介します。

こちら、いりこと白味噌仕立ての味噌汁に大根、人参(写真は人参なし)、餡いりの丸餅を入れた讃岐の郷土料理。香川県では正月三が日、おせちと一緒に食べる定番品で、変わり種のお雑煮として扱われることが多いとのことでした。白味噌に餡入りのお餅は甘すぎるのでは…と思ったのですが、食べてみると決して甘すぎず、意外な相性に驚きます。いりこの出汁も効いており、うどんが美味しい香川ならではの旨味を感じました。
【広島県 広島ブランドSP】

広島といえば、ぷりっぷりの牡蠣。「OYSTER KITCHEN MARUICHI」は広島産の大粒牡蠣のオリーブ漬けです。牡蠣に白ワイン、オイスターソースなどを絡めて焼き上げ、ローリエと唐辛子と共に、オリーブオイルに漬け込んであるそうで、しっかり味のついたオイルが牡蠣に染み込んでワインとの相性抜群のおつまみです。パスタソースとしての使用も美味しそう。常温で保存できるのもGOODポイントでした。

広島の鉄板土産といえば「もみじ饅頭」。
「こし餡 生もみじ」「抹茶 生もみじ」は共に生地部分がモチモチしていて、口の中の水分を持っていかれがちなもみじ饅頭のイメージが変わりました。少し変わり種の「チーズクリーム モミジ」は甘さ控えめ。「お餅 もみじ饅頭」は、お餅が全面に入っておりお得感があります。柚子の風味が美味しい一品です。
「れもん銘菓 せとこもち」はレモンの餡をはさんだお餅を薄い生地でどら焼きのように包んだもので、爽やかな味が楽しめます。
【福岡県 ザ・博多】
美食の街「福岡」のアンテナショップは、観光客が求めるお土産系の商品が多い印象。大阪のアンテナショプでも感じたのですが、大都市のアンテナショップは地域ならではの商品も勿論置いてありますが、旅行に行った際に買いたい商品が目立ちました。

そんな中で、店員が教えてくれた人気おつまみ1品目は「明太えのき」。明太子の磯っぽさがたっぷり詰まった、ご飯のお供にぴったりの商品。スプーンひとすくいでお茶碗2杯はいけます。後味が結構ピリッとするので、辛いのが苦手な方は要注意。2品目「カリカリ鶏皮」は、唐揚げっぽい見た目なのですが、脂の多い鶏皮のみなので、ガツンとくる男らしい味。これはビールがとてもすすみます。塩を追加するのがおすすめ。
【沖縄県 わしたショップ本店】
店内で沖縄料理を味わうこともできるアンテナショップで、紅芋タルトなどのお土産商品や、沖縄特有の調味料などの品揃えも抜群です。

「今年は里帰りできないんです」と少し寂しそうだった店員さんがおすすめしてくれた、「塩せんべい」はお麩のような軽い食感のおせんべいにしっかりと塩がふられており、無限に食べられます。食パンのような使い方をして食べることもあるそうで、主役にも引き立て役にもなれる万能お菓子でした。
「伊江島小麦チップス ケックンミニスパイシー味」は沖縄特産品の島とうがらしを使用したスパイシーな味付けがクセになり、一度食べ出したら止まらない旨さ。トルティーヤチップスのようですが、生地が薄く重くないので1袋すぐに食べ終わってしまいます。

最後に紹介するのは、沖縄でお正月に食べられる定番料理「中味汁」。
ルールを少し外れ、火を通す必要があるのですが、レトルトなのでお湯で温めるだけという手軽さ。「中味」というのは豚の内臓を意味しており、匂いが気になるのかと思ったのですが、下ごしらえをしっかりしてあるようでほぼ無臭でした。中味はとても柔らかく、ふわふわとした食感で、共に入っているこんにゃくには歯ごたえがあり、食感の違いが面白い。出汁の味はシンプルなお吸い物のようなのですが、モツ特有の出汁が出て深い味わいになっていました。生姜を入れるともっとさっぱりして美味しかったです。
以上、有楽町周辺にある21件のアンテナショップから独断と偏見で選んだ9件を周り、各地の郷土料理を楽しみました。各地で味付けや使用している食材は異なるものの、はじめに掲げたお正月ルール「火を通さずに食べることにできる食材」に限定すると「煮付け」や「干物」が多かった印象です。
故郷の味が恋しくなった際や、ちょっと旅行気分を味わいたい時に是非アンテナショップへ足を運んでみてはいかがでしょうか。そして、今年のお正月は故郷に帰れなかった皆様が、次の大型連休の際は故郷に戻って懐かしの味を思う存分味わえるよう祈っております。【清水かれん】
※ 本記事に掲載の情報は2018年12月時点のものです。



