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なぜ高齢者は騙されやすいのか、その答えは「認知の硬さ」に

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 認知の硬さを測る方法は種々ありますが、有名な方法の一つに「水汲み問題」があります。容量の異なる3つの水がめA・B・Cを使って、定められた量の水を汲むにはどうすればいいか、というものです。どういうものか、やってみましょう。

 まず、汲むべき水の量が100リットルで、Aが21リットル、Bが127リットル、Cが3リットルの場合。

 100=B(127)−A(21)−2C(6)

 で求められます。

 次に、汲むべき水の量が99で、Aが14、Bが163、Cが25の場合。やはり、

 99=B(163)−A(14)−2C(50)

 で求められます。

 このように、正解が「B−A−2C」で求められる問題が数個続いたあと、汲むべき水の量が18で、Aが15、Bが39、Cが3という問題を出されると、「18=A(15)+C(3)」という簡単な方法で解が得られるにもかかわらず、

 18=B(39)−A(15)−2C(6)

 と計算してしまう人がいます。つまり、いったん覚えた方法を容易に変えないわけで、認知が硬いことがわかります。

 認知の硬い人は、テレビドラマを見たときにも、第一印象で「この人は善人だ」と思うと、あとになって本当は悪人だとわかっても、「何かの事情で悪人のふりをしたけれど、本当は善人だ」などと主張し、自分の第一印象を変えません。

 つまり、「悪人面をした人を悪人だと思ったら、やっぱり悪人だった」という展開の、水戸黄門のようなドラマでないと納得できない、といった状態になるのです。

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