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なぜ高齢者は騙されやすいのか、その答えは「認知の硬さ」に

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 あなたは電気製品を買うとき、メーカーで選びますか? それともスペックをしっかり読み比べて、最もいいと思うものを選びますか?

 基本的には、高齢になるとメーカーで選ぶ人が多くなります。「ずっとパナソニックだから」とか、「東芝なら間違いない」といった具合です。

 じつは、この傾向は、高齢者が「水戸黄門」のようなドラマを好むことと関係があります。どちらも「認知の硬さ」が関わっているのです。認知の硬さは、一般的には高齢になるほど強くなり、認知症の人では重い人ほど強くなります。

 認知症の人のコミュニケーションと行動の大きな特徴の一つは、社会的認知が低下することによって、他者の心を推察して適切な行動をとることができなくなることですが、ほかにもいくつか特徴があります。

 まず、自己中心的になる。これは社会的認知の低下のせいでもありますが、自分を機能させることに精一杯で、何が求められているかわからないからでもあります。

 そして、感情的になる。前頭葉の障がいによって感情が抑制できなくなることによります。

 呆然とする。これは周囲の情報を処理しきれず、状況の変化についていけないことによります。依存的になり、決断できない。これは複数のことを同時に考えて、相互を関係づけることができないためです。

 認知の硬さも、認知症の人のコミュニケーションと行動の特徴の一つです。認知の硬さとは、一言でいえば「頑固さ」とか「融通のきかなさ」といったことで、いったん覚えた方法や定着したイメージを、状況が変わっても変えないことを言います。

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