- 2019年01月05日 15:58
平成最後のイッテンヨン 新日本プロレスの野望は止まらない
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開始前にすでにテンションも上がりまくり。
カードは豪華そのもので、内容も含めておなかいっぱいだった。古くからのファンからは、第1試合から盛り上がりすぎること、大技を出しすぎることについての違和感も聞こえる。もっとも、昨年と比較しても飽きさせない、時間を感じさせない濃い内容だった。
特に、第7試合のオカダカズチカ対ジェイ・ホワイトのスペシャルマッチ、Wメインイベントのクリス・ジェリコ対内藤哲也、ケニー・オメガ対棚橋弘至は圧巻だった。チャンプを降りたオカダカズチカに吹っ切れた魅力を感じた。試合では最後に大逆転を許したが、内容面、会場人気ではオカダが圧倒していた。
日本の団体で成長し、WWEで大ブレークしたクリス・ジェリコと、ここ数年大化けした内藤哲也の試合は「成熟したハードコアマッチ」とも言えるものだった。互いの華、毒が良い化学反応を起こしていた。

「イデオロギー闘争」というテーマで行われたケニー・オメガ対棚橋弘至は、まさに平成のプロレスを総括する内容だった。昔の新日本プロレスを思わせるような地味な攻防で始まったのが印象的だった。途中、ケニーならではの大技やラフファイトも見られたが、棚橋はそれを受け続けつつ、自分のプロレスを貫いた。最後のハイフライフローでは会場全体が一体となって熱狂した。「もうここに戻ってこれないかもしれないと感じることもあった」というMCは胸熱だった。実に久々に東京ドームで彼のおなじみの掛け声「愛してまーす」を叫ぶことができ、涙、涙だった。
素晴らしいプロレスお年玉に感謝。
そして、次の夢も。
このうねりが業界全体に及びことを今年も祈っている。プロレスブームと言いつつ、所詮、新日本プロレスブームだからだ。
平成最後の数ヶ月、そして新しい時代を、プロレスの時代にしよう。世界に通じるコンテンツにしよう。何より、いつもそこにあり、人々を勇気づける存在であり続けますように。



