レノボがPC生産を日本に移管し、「メイド・イン・ジャパン」でイメージ向上を狙う!?
衝撃的ではありますが、まだまだとても小さな一歩に過ぎません。
中国メーカーが日本で作って世界に売る訳ではなく、日本向けの法人パソコンの一部を中国生産から日本生産に切り替える予定です。日本の法人に対して「メイド・イン・ジャパン」をアピールし、日本生産で納期短縮も図ることが狙いのようです。
レノボが日本で合弁しているNECの米沢工場に移管するのですが、NECはPC事業をレノボに売却するのではないかとの噂まであります。レノボがIBMからPC事業を買収した時も衝撃的でしたが、噂が本当になれば日米のかつてのPCメーカー巨人から中国レノボが事業を買収するという時代の象徴になるかも知れませんが、それは置いておいて・・。
中国が「世界の工場」を脱皮し、日本が「中国の工場」へ、という新たな時代のステージの始まりと言うにはあまりにも小さく限定的ではあると思います。
しかしながら、国内メーカーの工場海外移転で空洞化・地方の雇用悪化が懸念される中、中国の大手メーカーが日本の地方で雇用を生み出すことは画期的な一歩なのかも知れません。
このニュースをとうとう日本が中国の工場になったのかと悲観的に捉えるべきではないでしょう。
雇用を生み出してくれるなら、どこの国の企業でも歓迎すべきでしょう。
国内の大型ショッピングセンターやアウトレットでさえ、少子高齢化の日本人より中国人観光客を当てにして増床したり新設されるように、政治的その他横たわる問題は沢山あっても人口10倍の国の消費者も企業もうまく付き合って取り込んでいくべきでしょう。
まあ、今後ますます企業の国籍なんて意味を成さなくなるでしょうし、レノボのPC生産日本移転も前向きに捉えたいですね。
個人的にはThinkpadのトラックポイントが好きなんだけど、レノボの3~4万円の廉価版ノートPCでも装備してくれないかな!?
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- 2012年03月26日 00:17