- 2019年01月03日 15:25
「年頭のご挨拶」
1/2
明けましておめでとうございます。皆様にはご家族お揃いで健やかに新しい年をお迎えになられたことと存じます。旧年中に賜りましたご厚情に心より感謝申し上げますとともに、本年も何とぞよろしくお願い申し上げます。
昨年10月の内閣改造で防衛大臣という重職を拝命することができました。これもひとえに、これまで長きに亘って未熟な私をご指導、ご支援いただいた地元の皆様のお陰であり、心より厚くお礼申し上げる次第です。この上は、その多くの皆様のご支援に決して恥じることのなきよう、国土と国民を守るという崇高な使命を全うすべく、25万自衛官の先頭に立ち、全身全霊を尽くしてまいる決意です。
初当選以来、長きにわたって安全保障・防衛の分野に関わってきた私でありますが、今般、防衛大臣に就任して以来、あらためてこの職責の重かつ大であることを日々、痛感しています。
就任後の最大の課題は、10年に一度の国の防衛方針である「防衛計画の大綱」と、向こう5年間の防衛装備の計画である「中期防衛力装備計画」を改定することでした。現在の厳しい安全保障環境を真正面から見据え、真に実効力のある防衛力を構築することを目標に、微力ながらも最善を尽くすことができたと思っています。今後の国会審議等を通じて丁寧に説明を行ない、国民の皆様はもとより、国際社会からもご理解と信頼をいただくべく、全力を尽くしてまいる所存です。
またこの間、オーストラリアでの「日豪2+2」(外相・防衛相会議)」、シンガポールでの「日・アセアン防衛相会議」のために二度の海外出張をいたしました。さらに新年早々、「日仏2+2、日米防衛相会合」のために、フランスと米国に出張する予定です。今や防衛大臣は外交プレイヤーとしての役割も果たしていかなければならない時代となっています。多くの国々との防衛交流を通じて、日本を取り巻く安全保障環境をより良きものにしてまいりたいと存じます。