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TPPスタート 関税のあり方の再検討を

 日本を含める11カ国の環太平洋連携協定が今日(※執筆時点)スタートします。牛肉、豚肉、チーズなどの関税が引き下げられ、商品価格が下がるので消費者にとっては有り難いことです。

 他方、安全性は後回しで、美味しさと安さが競われるので、遺伝子組み換え食品やホルモン剤の投与、農薬の多投などが気になるところです。

 何より、気候変動が大きくなっている中で、食料自給は最優先の課題であるにも関わらず、それが置き去りにされるのではないかとの懸念があります。自由貿易が益々進み、地球温暖化へのマイナス影響もあるでしょう。

 私の提案は、自由貿易の仕組みを維持した中で、重量や輸送距離に応じた関税をかけることです。それによって、環境負荷の低い流通が促されることになります。農水産物などの食料は、食料自給率100%を達成するまでは、補助金などの投入を認め、それを上回るものについて、完全な自由化という仕組みも考えられます。

 とにかく経済成長を進めるために、全ての関税をゼロに目指すのは、他の課題を見ずに、あまりにも極端な考え方のように思えます。

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