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我が国のIR事業の制度的リスク要因とその補完手法に関する考察

さて、本日は本年の仕事納めとなる日です。2018年は、我が国の統合型リゾートの整備を実現するIR整備法が成立し、我が国のカジノ合法化がなされるという私自身にとっては非常に大きな一年でありました。

但し、必ずしもこれから平穏に日本のカジノ産業が立ち上がるとは限りません。実は今年夏に成立したIR整備法には、様々な問題点が含まれています。本整備法を準備したIR推進本部は、本法をもって我が国を代表する統合型リゾートを整備し、それをもって日本の国際観光振興と経済振興を実現するのだと息巻いているワケですが、「民間投資」の観点からみると致命的なエラーともいえる問題条項が法文の中にすでに幾つも埋め込まれてしまっているのが実態であります。

その最大の原因と言えるのが、IR整備法の起案段階で正しい形でパブリックコメントが行われなかったこと。本法律の起案にあたって、IR推進本部は形ばかりのパブリックコメントを実施はしましたが、なぜかそれは法案そのものではなく、IR整備法整備の前段として取り纏められたIR推進会議の意見書に対するパブコメ募集を行うという意味不明の形式でそれが実施されました。

一方で、その後に起案されたIR整備法案は、IR推進会議の取り纏め内では語られていない事項を多大に含み、もっと言えばIR推進会議内で示された方向性を全く違えるような内容までもを含むものでもありました。当然ながら、その様な中で行われたパブリックコメントが適正に機能するハズもなく、かくしてIR整備法は多数の問題点を残したままこの夏の通常国会内で成立してしまったのでありました。

一方で日本のカジノ産業はすでに成立したこのIR整備法の下で存立してゆくしかないわけで、我々産業人は様々なIR整備法がすでに抱えてしまっている問題点を乗り越えてゆかなければなりません。その為には、まずIR整備法に既に埋め込まれてしまっている問題点を一つ一つ詳らかに解明してゆきながら、一方で採りうる現実的な解決策を模索してゆかなければならない。

この度、その様な全業界的な論議を開始するキッカケとして「我が国のIR事業の制度的リスク要因とその補完手法に関する考察」と題した論考を私自身の手でまとめさせて頂きました。全28ページに亘る長いペーパーとなりますが、未来の日本のカジノ産業に関わる方々はぜひご一読頂き、これよろ我が産業が直面するであろう様々なハードルを乗り越える為の「準備」として頂きたいと思うところであります。

我が国のIR事業の制度的リスク要因とその補完手法に関する考察
https://www.sugarsync.com/pf/D2862156_08425846_989185
いずれに致しましても、本年中は私自身、皆様に多大なるご指導とお力添えを頂きました。新しく生まれる日本カジノ産業が、我が国の明るい未来の形成に少しでも寄与できるよう引き続き頑張って参りますので、来年も引き続きご支援を頂けましたら幸いです。皆様の益々のご発展を祈念しつつ、本年最後のご挨拶とさせて頂きたいと思います。

良い年の瀬を!

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