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犠牲の大半は子ども/安田純平さん 戦場取材意義語る

 内戦下のシリアで拘束され、約3年4カ月ぶりに解放されて10月に帰国したジャーナリストの安田純平さん(44)らは26日夜、都内で開かれた、戦場取材の意義と自己責任論について考えるシンポジウムに出席しました。主催は新聞労連などでつくる実行委員会。約470人が参加しました。

 安田さんは自己責任論について「拘束されたことを自己責任として批判されるのは構わないが事実確認はしっかりするべきだ。批判の根拠はデマが多い。ジャーナリズムとは事実を明らかにするためのもので、事実に基づいて考えることを共有できないと話が始まらない」と話しました。

 シリア内戦の取材動機について「イラク戦争やシリア内戦で犠牲になったのは大半が子どもなどの一般市民だった。人間を『テロリスト』という記号に当てはめた時点で、多くの人が殺されているという実感がわきにくくなる。彼らは人生がある生身の人間だということを現場で見たかった」と話しました。

 中東ジャーナリストの川上泰徳氏は「シリアに関心を持って自分で知り伝えたいというのは、非常に危険を伴うが重要なこと。シリア内戦で多くの死者や避難民が出て、どのようなことが起きているのかは現地に行き取材する以外に伝える方法はない」と話しました。

 アジアプレスの野中章弘氏は「“安全な戦争取材”というものはなく、リスクをゼロにすることはできない。戦争は最も大きな不条理で、たくさんの命や生活を破壊する。ジャーナリストたちは少しでも社会がよくなってほしいと取材している」と話しました。

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