この課題、僕も知らなかったのでご共有。
Wikipediaによれば「先天的に平均よりも顕著に高い能力を持っている人のこと、またその能力」を指すそうです。
例えばIQが異様に高い、異様に集中力が高い、異様に想像力が高い、などの「先天的能力」を持った人々が「ギフテッド」に該当するそうです(定義や判別法法はWikipediaをぜひ)。
こうした人々、特に子どもたちは、ギフテッドであるがゆえの苦悩を人生で経験することが多々あるとのこと。
例えば、知覚が優れているため騒音があると気分が悪くなったり、頭の回転が速すぎるため話が飛躍したり、睡眠不足に陥ったり、周囲とのコミュニケーションが取れなくなる、などなどの悩みを抱える人は多いそうです。
(togetterには、こんな独白も残されていました。生の声として参考になるかもしれません。)
米国を中心に「ギフテッド」への理解や教育は発達していますが、日本ではまだほとんど認知すらされていない段階です。
特に教育における課題は大きく、日本では「生まれつきの能力差は存在しないか、たとえ存在しても努力や環境などの後天的なものにくらべれば問題にならない」という価値観があるため、なかなかギフテッド向けの教育は浸透しない、という話があります(Wikipedia参照)。
ギフテッドにまつわる日本の課題の一つは、自分自身だけでなく、周囲の人(例えば家族、友人、職場の同僚)もギフテッドという言葉を知らないがために、自分/彼がギフテッドであることを認識できないことではないでしょうか。
例えばテレビのようなマスメディアで、ギフテッドに対する「正しい理解」を促す情報が提供されれば、今苦しんでいる人たちは少なからず救われるのでは、と思います。
こうした「そもそも概念が知られていない」社会的課題の解決には、メディアが貢献できます。僕が今回記事にしたのも、微力ながらこの概念を知る人がまずは増えるといいな、と思ったからです(ギフテッドに関する記述に対して、誤解を招く部分があればご指摘ください。すぐに対応いたします)。
このテーマに特に関心がある方は、ツイッターの「ギフテッド」の検索結果を見てみると良いかもしれません。課題に対する理解が深まると思います。