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NY市場サマリー(24日)

[24日 ロイター] - <為替> ドルが下落。長引く米政府機関の閉鎖と米国株の急落がドル需要を後退させた。

ムニューシン米財務長官は23日、大手米銀トップと電話協議を行った。CEOらは貸し出しに充てる潤沢な流動性があることを確認した。長官は、各行で決済や証拠金に絡む問題が生じていないことや、市場が引き続き適切に機能していることも確認したという。ただ株式投資家を安心させるまでには至らず、米国株は急落。ダウ工業株30種は約3%安、S&P総合500種は2.7%安となった。

ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの外為戦略部門グローバル責任者、ウィン・シン氏は「ムニューシン氏は被害を最小限にしようと試みた」との見方を示した。

ドル指数<.DXY>は0.46%安の96.511。1年半ぶりの高値(97.711)をつけた12月14日から下げ基調が続いている。

<債券> 米株価急落を受け株式市場から債券市場への資金のシフトが継続するなか、10年債利回りが8カ月ぶりの水準に低下した。また、連邦準備理事会(FRB)の来年の利上げペースは鈍化するとの見通しから、2年債利回りは7月以来の水準に低下し、1日の下げとしては5月以来の大きさとなった。

マニュライフ・アセットマネジメントの米債・エージェンシー債トレーディング部門責任者、マイク・ロリツィオ氏は「典型的な安全資産への資金の逃避が見られている」としている。

このほか、トランプ大統領がパウエルFRB議長の解任の可能性を非公式に協議したとの報道、およびマティス国防長官の突然の退任表明も金融市場の動乱の要因となっている。

10年債<US10YT=RR>利回りは一時4月2日以来の低水準を付けた。2年債<US2YT=RR>利回りは7月9日以来の水準に低下。低下幅は1日としては5月29日以来の大きさとなった。2年債と10年債の利回り格差<US2US10=TWEB>は一時8.9bpに縮小し、約10年ぶりの低水準となった。ただその後は3週間ぶりの大きさとなる17.7bpに戻した。

<株式> 短縮取引の中、大きく続落して取引を終えた。ムニューシン財務長官が市場急落阻止チームを招集するなど政治動向に不安が広がり、S&P総合500種<.SPX>が弱気相場入りに近づいた。

クリスマス休みを控え、主要3指数が2%超下落して取引を終えた。S&P総合500種は9月20日に付けた終値最高値を約19.8%下回って引け、下落率が弱気相場入りの節目とされる20%に近づいた。

ムニューシン氏が、市場急落を阻止するチーム(「プランジ・プロテクション・チーム」)の電話会合を招集したことが、相場の重しとなった可能性がある。

TDアメリトレードの首席市場ストラテジストは「ムニューシン氏の意図は非常に評価できるが、『市場が知らない、より大きな問題が存在するのか』という疑問が広がったのだろう」と話す。

S&P総合500種の全11部門がマイナス圏で引けた。S&P総合500種の4分の3程度が弱気圏で取引された。ダウ工業株の全30項目がマイナス圏で取引を終えた。

<金先物> 米政局をめぐる不透明感の強まりや世界経済の成長減速懸念などを背景にリスク逃避の買いが入り、反発した。2月物の清算値は中心限月ベースでは6月20日以来約半年ぶりの高値となった。

米連邦政府予算の失効に伴う一部政府機関の閉鎖が年明けにもおよぶとの可能性が浮上し、投資家心理を圧迫。また、世界的な景気減速懸念がくすぶる中、この日も米株価が大幅安で始まり不安定な値動きとなったことから、リスク回避の動きが金塊にも波及し、金相場は清算値確定間際に一時1272.80ドルまで上昇した。

<米原油先物> 米株価の急落で投資家心理が冷え込む中、株と並んでリスク資産である原油も売りを浴びせられ、大幅続落した。米国産標準油種WTI2月物の清算値は中心限月ベースでは2017年6月21日以来約1年半ぶりの安値を付けた。

株価が下げ足を速める中、投資家心理が悪化したことから、リスク資産である原油にも売りが波及した。米中貿易摩擦をめぐる協議に大きな進展が見られない中、世界的な景気減速懸念も根強く、エネルギー需要見通しに不安が広がっていることも、引き続き原油相場を下押しした。

ドル/円 NY終値 110.43/110.47 <JPY22H=>

始値 111.08 <JPY=>

高値 111.09

安値 110.27

ユーロ/ドル NY終値 1.1399/1.1400 <EUR22H=>

始値 1.1395 <EUR=>

高値 1.1438

安値 1.1389

米東部時間

30年債(指標銘柄) 14時05分 107*12.50 2.9987% <US30YT=RR>

前営業日終値 106*26.00 3.0270%

10年債(指標銘柄) 14時05分 103*11.00 2.7365% <US10YT=RR>

前営業日終値 102*27.50 2.7920%

5年債(指標銘柄) 14時05分 101*12.50 2.5725% <US5YT=RR>

前営業日終値 101*02.25 2.6420%

2年債(指標銘柄) 14時05分 100*11.25 2.5614% <US2YT=RR>

前営業日終値 100*06.38 2.6430%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 21792.20 -653.17 -2.91 <.DJI>

前営業日終値 22445.37

ナスダック総合 6192.92 -140.08 -2.21 <.IXIC>

前営業日終値 6333.00

S&P総合500種 2351.10 -65.52 -2.71 <.SPX>

前営業日終値 2416.62

COMEX金 2月限 1271.8 +13.7 <GCv1><0#GC:>

前営業日終値 1258.1

COMEX銀 3月限 1482.0 +11.8 <SIv1><0#SI:>

前営業日終値 1470.2

北海ブレント 2月限 50.47 ‐3.35 <LCOc1><0#LCO:>

前営業日終値 53.82

米WTI先物 2月限 42.53 ‐3.06 <CLc1><0#CL:>

前営業日終値 45.59

CRB商品指数 168.3561 ‐3.7760 <.TRCCRB>

前営業日終値 172.1321

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