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中身も詰めないままに

 石破 茂 です。

 災害現場状況把握(視察、という言葉は苦手なもので)を含む震災・津波・原発対応、いわゆる連立構想、統一地方選挙など、今週は多くの課題が山積しており、なかなか更新ができておりませんことをお詫びいたします。

 連立構想は、いつも申し上げておりますとおり、政策協議抜きにはあり得ません。

 こんな緊急時に何が政策協議か、というご指摘もありますが、連立とは即ち政策を異にする自民党議員が内閣・閣議のメンバーとなることであり、憲法第66条に規定されている通り「内閣は行政権の行使について国会に対し連帯して責任を負う」のですから「震災・津波・原発災害に関してのみの連立」という概念はそもそもあり得ないのです。

 日本国がなすべきことは災害対策だけではなく、税と社会保障の一体改革やTPP、対中・対北朝鮮・対ロシア外交や普天間基地移設など、震災なかりせば国政の大テーマになっていたことが消えて無くなったわけではありません。

 マニフェスト凍結にも何ら言及せず、そのようなテーマも一切捨象して、ただ連立を呼びかけるのは不見識も甚だしい。被災の甚大さ、悲惨さにかこつけた延命工作と言われても仕方がありません。

 谷垣総裁に連立話を断られてすぐに政策協議に入るよう菅総理が指示を出していればもっと事態は違っていたのかもしれませんが、何らそのようなアクションも取りませんでした。

 協力対象を限定するのであれば閣外協力しかないのであって、自民党としてはこの範囲において知恵と力の限りを尽くして政府に協力して参ります。
 
 昨日枝野長官、玄葉国務大臣が自民党本部を訪ねられ、自民党からの要請に対する回答を持参されました。

 内容はまだまだ不十分ですが、訪問されたこと自体は評価(この言葉もあまり好きではありませんが)すべきと思います。

 民主党にも自民党にもいろいろな人が居て、本来一緒にやるべき人が別の党にいるということはなるべく早く解消しなくてはなりません。この震災はそのことも示唆しているように思われます。

 「救国大連立」という言葉はきれいですが、その中身も詰めないままに言葉や感情だけが先行していることに危うさを感じております。
 
 繰り返しますが、このページに頂いた具体的なご意見はすべて関係部署に届けております。どうか引き続きよろしくお願いいたします。
 
 土曜日は統一戦最終日、私の選挙区でも激戦が続いているところが多く、一日だけ選挙区に帰ります。

 選挙応援終了後、夜行列車で上京、日曜日は午後まで考え方の整理など震災対応関連に費やし、夜は選挙区に帰り、月曜朝一番の便で帰京するつもりです。
 
 都内は桜が満開となりました。お元気で週末をお過ごしください。

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