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スウェーデン中銀、約7年ぶりの利上げ 利上げペース鈍化を予想

[ストックホルム 20日 ロイター] - スウェーデン中央銀行は20日、政策金利のレポレートをマイナス0.50%からマイナス0.25%に引き上げた。

利上げは2011年7月以来約7年ぶり。ただ、今後については、従来の見通しよりも利上げペースを鈍化させると表明。次の利上げは来年下半期になるとの見通しを示した。

ロイター調査では、全体の3分の2のアナリストが金利の据え置きを予想、残り3分の1のアナリストが利上げを予想していた。

スウェーデン中銀は3年前にマイナス金利を導入。今年に入り、引き締めを開始する時期だとの認識を示していたが、基調インフレ率の低迷や景気の先行き不透明感にも懸念を示している。

中銀は声明で「インフレとインフレ期待は2%前後で安定してきており、非常に緩和的な政策の必要性は若干低下した」と表明。

その上で「インフレ率は最近予想を下回っており、インフレ圧力の強さに不透明感がある」と指摘した。

中銀の決定を受け、スウェーデンクローナは対ユーロで急上昇した。

イングベス総裁は記者会見で、利上げについて「ブレーキペダルを強く踏んでいるのでなく、むしろアクセルを少し緩めている」と説明。

「政治的な不確実性が多々ある」とし、英国の欧州連合(EU)離脱や米国のさまざまな国との貿易摩擦、イタリアの状況を挙げた。

今回の政策決定において、インフレ動向の不透明感が強いとして、ヤンソン副総裁が利上げに反対の姿勢を示した。

スウェ-デン中銀の超緩和政策を巡っては、住宅ローン急増の温床となっており、経済の安定を脅かしているとの声が多く、引き締めが後手に回っているとの指摘が出ている。

スウェーデン国立経済調査研究所(NIER)は、来年の経済成長率が1.3%にとどまると予測。次の不況が到来した際に、利下げ余地がないとの指摘も多い。

ノルデアのチーフエコノミスト、Annika Winsth氏は、中銀は以前から利上げを示唆しており、今回は利上げする以外に選択肢がなかったと指摘。「ただ、経済的な観点から見れば、利上げは遅すぎた」との見方を示した。

*内容を追加して再送します。

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