隊員が死んだのは事故のようですが、なぜ日本に運ばなかったのか、なぜ医官は行ってないのか、そんなに自衛官の命は軽いのか、と怒ってくれています。
まあ富士の演習場には毎年医官は派遣されていますし、近くに富士病院もあります。また規模からいっておそらくフィリピンの訓練にも医官は派遣されていたのではと思うのですが。そして負傷した隊員を日本に運んだ方が良かったのか、現地で治療の継続が良かったのかについては正直情報がなさすぎてコメントできません。ただはっきり言えるのは佐々木先生の言うように情報は開示してほしいと思います。
まあ石原さんの話、防衛事務次官、枝野議員との会話をバラしたり、金丸さんとか辻本さんのネタ、官僚たちの独善性と自惚れ、運輸省事務次官脅迫等は本当テレビでは流せないでしょう。まあところどころに誤認はありますが、自衛隊衛生の問題について言いにくいことを二人ともしっかり言っていただいてます。
本当にありがたいです。ただこの時期の護衛艦の空母化問題ですら、メディアに憲法違反ではと叩かれる自衛隊。正直怪我人が出るという状況、そう実際の戦争をするという状況を説明しないとなかなか前へ進めない衛生の問題はさらに難しさがあると思います。それでも現在プレホスピタルの訓練が始まっているだけでも昔に比べたらすごいことなんですが。
「官僚としての組織の重要性と医師としての命の重要性の価値観違いがどうしても共有されない。安倍総理は血を流してこそ同盟というが、でもその血を止めるのは医官含めた自衛隊衛生たちだろう。垂れ流してはいけないんだ」(一部不正確部分はお許しください)この佐々木先生の言葉は本当ジーンときます。清谷さんの質問、防衛医大卒業の医官の充足率不足含め正論以外の何者でもありません。そう本当の戦争を行うには世界に比して自衛隊の衛生が弱いことは事実です。それでももっとうまい訓練含めたやり方があるのではと感じてはいます。
お二人に感謝します。その上で官僚たち、政治家たちは少しずつでも自衛隊を前へ進めていくことを期待します。