記事

なんじゃこりゃあ 就活生は戦々恐々、エントリシート

 春休みも終盤に近づいてきた。だが,多くの就活生に春休みはなかった。貴重な長期休暇を何に費やしたか。最も手間がかかったのは,企業に送る応募書類の作成ではないだろうか。

 前回の「説明会編」に続き,今回は志望先の企業に応募する際のことについて,筆者の体験に基づいて述べていきたい。

就活生泣かせの応募書類

説明会に一通り足を運んだ就活生が次に行うのは,志望する企業への応募だ。

「リクナビ」や「マイナビ」などの就活ポータルサイトを通じて,企業に関心を示すことを「プレエントリー」と呼ぶが,これだけでは採用試験の受験資格を得られない場合がほとんどだ。多くの企業が,第1選考や筆記試験の受験条件として、志望動機などを書き添える書類を提出させる。

ほとんどのケースで履歴書も兼ねる、この書類は「エントリーシート」と呼ばれ,インターネットや説明会などを通じて志願者に配布されている。

問題は,エントリーシートの中に用意されている企業独自の設問だ。「志望理由」や「学生時代に頑張ったこと」などの設問は,どの企業も設問項目で挙げているが,中には一筋縄にはいかない難問(?)を課す企業もある。

よくあるのが「あなた自身を自由に表現してください。絵や写真を使っても構いません」というもの。簡単そうに見えるが,「自由に」と書かれると答えに窮する。絵や写真のレイアウトも,どこをどう目立たせるかも,志願者次第。下書きをして,失敗しないように慎重に清書する。気づけば手には汗がにじんでいる。

この作業に時間を取られ,他社のエントリーシートを作成が締切ギリギリになったり、場合によっては提出できなくなったりする。早めに,そして計画的に取り掛かるのが肝要だ。

今年は、「あなたが写ったスナップ写真を貼って,自由にアピールしてください」という設問を複数の企業が課していた。ある企業はそれを4枚貼るように求めていたため,“適切な”写真を探すのに苦労した。写真嫌いの人も,就活用に自分が写ったスナップ写真を用意しておく方が良さそうだ。

企業によっては、郵送ではなくインターネットの採用ページの専用フォームに必要事項を入力させる形式をとっているところもある。また、成績証明書の提出や読解力・数的処理・性格診断などのテストを課す企業もある。

締切に間に合わせるため,郵便局へダッシュ

 余裕を持ってエントリーシート作成にとりかかったつもりでも,思わぬところでつまずいて完成が遅れてしまう場合がある。筆者も、締切ギリギリで郵便局に駆け込んだ経験が何度かある。

締切ギリギリの時は「速達」や「翌朝10時郵便」などのサービスを利用する。定型外郵便物で50グラム以内の普通郵便だと120円で送れるのに対し,「速達」はその3倍以上の390円,「翌朝10時郵便」は450円もかかる(翌朝10時郵便は私書箱宛の場合,60円引き)。何かとお金がかかる就活生には痛い出費だ。投函する時間帯や道路事情によっては,速達でも翌日中に着かないことがある。

また,小さな郵便局は午後5時で窓口が閉まるため,夜間に発送する場合は大きな郵便局や併設の「ゆうゆう窓口」を利用する。大学が集まる地域の郵便局では,エントリーシートの封筒を持った就活生で混雑する場合もある。

来年就活をする学生には,自宅や大学に近い「ゆうゆう窓口」を探し,翌日必着で送るために何時までに郵便局に持ち込めば良いかを,予め把握しておくことをおすすめする。 

もっとも,早めにエントリーシートを準備し,完成させることが,金銭的にも精神的にも楽なのは言うまでもない。

次回の「就活の現場から」では,面接での体験談を当たり障りのない程度に紹介したいと思う。


苦しい就活、「ソー活」で悩みが解決することも

 最近,「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS=会員制交流サイト)」を使った就職活動,採用活動が流行している。「SNSを使った就職活動」や「双方向の就職活動」を略して「ソー活」と呼ぶ。

例えば,企業の採用担当部署が「フェイスブック」や「ツイッター」などのアカウントを取得して採用情報を流したり,志願者の疑問に随時答えたりしている。

 友人知人の知恵を効率的に借りる上でも,SNSは有効だ。筆者がある企業の応募書類でどう書けばよいか悩んでいた時,その旨をフェイスブック上に書きこんだところ,高校時代の友人から的確なアドバイスが返ってきた。ただ,プライベートな情報を含む場合もあるので,書きこむ際は公開を制限するなど,注意する必要がある。

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    “愛国芸人”ほんこんが「デマツイート」で提訴される 原告代理人・米山隆一氏は怒り

    SmartFLASH

    07月26日 09:58

  2. 2

    東京五輪「手のひら返し」が驚くほど早かった理由 - 新田日明 (スポーツライター)

    WEDGE Infinity

    07月26日 08:17

  3. 3

    配信が充実した東京オリンピック 無観客開催でも十分なお釣りが来る内容

    企業法務戦士(id:FJneo1994)

    07月26日 08:32

  4. 4

    60歳4人に1人が貯金ゼロ 原因は晩婚化による“支出三重苦”

    女性自身

    07月26日 13:23

  5. 5

    作曲家がLGBT差別の杉田水脈氏を肯定…開会式のドラクエ起用に疑問続出

    女性自身

    07月26日 12:26

  6. 6

    小山田圭吾の件について考える 作品と作者は別ものか

    紙屋高雪

    07月26日 09:10

  7. 7

    東京五輪にかこつけて文在寅大統領が日本から引き出したかった"ある内容"

    PRESIDENT Online

    07月26日 16:27

  8. 8

    五輪開催に反対でも観戦したくなるのは人情 選手を応援するのは自然な感情の発露

    早川忠孝

    07月26日 14:00

  9. 9

    「金メダリストの“看板”で仕事をもらえるほど甘くない」五輪アスリート“第二の人生” 現役引退後の現実

    ABEMA TIMES

    07月26日 10:23

  10. 10

    阿部一二三&阿部詩、九州まで夜通し車で…兄妹金の陰に両親の壮絶献身

    女性自身

    07月26日 08:32

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。