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妊婦加算 悪貨は良貨を駆逐する 小泉進次郎氏 医療全体を見て

妊婦加算。小泉進次郎氏が吠えてます。(「妊婦加算、容認できぬ」進次郎氏、厚労省に見直し指示

これを受けてテレビ朝日の夕方のニュースで

「妊婦を丁寧にみるというが、他の患者は丁寧に見なくていいのか」

という何も知らない本末転倒なコメントをしている識者がいました。もう少し医療の現場を勉強してからコメントしなよ。それこそチコちゃんに怒ってもらうぞ!

我々産婦人科を専門にしていない医師は、妊婦や授乳している女性にはいつものすぐに出せる薬が出せません。だから内科受診時には一生懸命週数に合わせて出せる薬を調整します。それだけで数分以上普通の人に比べて余計に診療の手間はかかります。でもどれだけ時間がかかっても、調べ物に手間取っても今までは無料、そう医師のボランティアだったのです。そこに初めて料金をつけたのが妊婦加算で、普通の患者をみるよりさらに手間がかかることへの報酬とされたのですが、それの一体何が悪いのでしょう。

ただこれも診療後妊娠がわかり、改めて事務に妊婦加算を請求されたという、まさに丁寧にみていないのにお金だけ取られたというSNSの報告が一つのきっかけになったことは間違いありません。そう評判の悪い病院という悪貨が良貨を駆逐したのです。

「妊婦への丁寧な診察をしている医療機関への対応は大事」とする一方で、「それ(費用)を妊婦が負担するのは違う」として年末までに対策を講じる必要があると強調した。
そう、この消費税含めた医療の料金のおかしさをなんとかしてください。でも進次郎さん、この内容に怒るのだったら医師の労働時間にも吠えてくれませんか。患者は大切、でもそれをみる医師の残業は無視では政治家としてセンスを疑います。

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