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【アメリカ陣営か中国陣営か】

中国の通信機器大手Huaweiの孟晩舟(Meng Wanzhou)副会長の逮捕と保釈に関する報道が相次いでいます。

中国では米iPhoneのボイコット運動に発展し、国際的には各国がアメリカと仲良くするか中国と仲良くするか、二者択一を迫られています。

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FTによりますと、カナダのバンクーバーの裁判所で11日、William Ehrcke判事が孟氏に対して、1000万カナダドル(約8億5000万円)の保釈金の納付などを条件を保釈を認めました

アメリカ側は国外逃亡の恐れがあるとして、保釈せずに勾留を続けるよう求めていましたが、犯罪歴がないことなどを考慮したということです。

しかし、所有している複数のパスポートを取り上げられたほか、Lions Gateというセキュリティ会社の2人の警備員の監視下に置かれて、その料金は孟氏側が負担するしています。

これに対して、中国では反発が広がっていると伝えているのはWashington Postです。

孟氏の逮捕は、中国では、5Gと呼ばれる次世代の通信技術などをめぐって競争が激しくなる中で、アメリカが中国の台頭を阻止しようとしている証だと見られていて、「法律や制裁や司法や正義の問題ではない。国家の誇りの問題だ」と報じています。

米中の間で貿易戦争だけでなく国家安全保障や国際的な影響力をめぐる競争だとしています。

孟氏は、制裁下のイランと取引をしていた香港のSkycomとHuaweiは金銭的なつながりはないと虚偽の説明をした詐欺の疑いで12月1日にバンクーバーで逮捕されたということです。

これを受けて、米アップルのiPhoneの販売ボイコットを推奨する動きが中国で相次いでいるそうです。

BloombergはHuawei Case Will Split Nations Between US and China(ファーウェイ事件は各国をアメリカ側と中国側に分けることに)の中で、各国は二者択一を求められる中で、米中両国と平等に仲良くすることが難しくなると報じています。

アメリカの要請ではあったものの、逮捕に踏み切ったのがカナダ当局だったため、中国政府はカナダに対して「すべての責任がある」と警告。

一方で、アメリカ議会の上院議員らは国家安全保障上の懸念を理由にHuaweiがアメリカで事業できないようにするべきだと主張しています。

カナダにとって1位と2位の貿易相手国のアメリカと中国の片方、あるいは両方を敵にすることになり、今後、アメリカに身柄を引き渡そうと渡すまいとカナダにとっては打撃になると指摘しています。

アジア太平洋各国はこれまで米中両国と経済的にも文化的にも良好の関係が保てる黄金時代を謳歌していたとしつつ、この先の懸念として「アメリカか中国かを選択することを求められ、どっちを選択しようとハッピーでも安心でもないだろう」と締めくくっています。

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