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米CPI、11月横ばい 基調的物価は底堅さ保つ


[ワシントン 12日 ロイター] - 米労働省が12日発表した11月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月から横ばいだった。ガソリンの値下がりが物価を抑制した。ただ家賃や医療費の上昇を背景に基調的な物価圧力は依然として底堅い。市場予想も横ばいだった。

CPIは10月に0.3%上昇していた。11月の前年同月比は2.2%上昇した。10月の2.5%上昇から鈍化した。

変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIは11月に前月比0.2%上昇。市場予想と一致した。10月も0.2%上昇していた。11月の前年同月比は2.2%上昇。10月の2.1%上昇から加速した。

コア物価は底堅さを保っているものの、原油安のほか、国内外で経済成長が鈍化する兆しがあることから、今後は物価上昇圧力が弱含む見通し。

米連邦準備理事会(FRB)が物価の目安として注目する個人消費支出(PCE)物価のコア指数は10月に前年同月比1.8%上昇と、2月以来の小幅な伸びとなった。9月は1.9%上昇だった。3月には、2012年4月以来初めてFRBの目標である2.0%上昇を記録した。FRBは19日に今年4度目となる利上げを決める見込みだ。

しかし、原油相場が下落し、金融市場が引き締まり、経済成長が鈍化する中、来年の利上げ回数は想定より少なくなると指摘するエコノミストもいる。

BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミストは「インフレ動向はなおかなり抑制されており、FRBにより積極的な姿勢を促すほど過熱していないことは確かだ」と指摘。「来週の利上げは予想されているが、来年は数回にとどまる」と予想した。

11月のCPIの内訳は、ガソリンが4.2%下落した。10月は3.0%上昇していた。景気減速の兆しを背景に原油が10月から値を下げていることを踏まえると、ガソリンは今後さらに値下がりする可能性がある。北海ブレントは30%近く値を下げている。

食品は0.2%上昇した。10月は0.1%下落していた。家庭用食品は11月に0.2%上昇し、3カ月ぶりにプラスに転じた。帰属家賃は2カ月連続で0.3%上昇した。医療費は0.4%上昇。10月は0.2%上昇していた。11月は病院サービスと処方箋が大幅に値を上げた。

衣料は0.9%下落。10月は0.1%上昇していた。携帯電話サービスと航空費、自動車保険も値下がりした。

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