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【米国流通視察】、ボーっと売り場だけ見てんじゃねえよ!店アプリ機能の体験は不可欠?

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■大手チェーンストアが提供する店アプリを使って実際に買い物を行ってみる米国流通視察が増えいる。いまやアプリを使わなければ、アメリカで流通視察を行う意味はないのだ。

スマートフォンのない生活は考えられなくなっている。スマートフォンは完全に生活の一部となっているのだ。何かあればすぐにスマートフォンをだして画面をみる。寝る直前までスマートフォンを操作し、起きてすぐにマートフォンをチェックする。動いているとき以外はスマートフォンを見ているほどだ。

買い物にもスマートフォンが使われる機会が増える。スマートフォンが使われる最大の理由は安全で便利だからだ。現金を失くしたりすれば、まず戻ってこない。クレジットカードやデビットカードも落としたりすれば悪用されるため、すぐに連絡して利用停止手続きを行わなければならない。

一方で、スマートフォンを失くしたとしても、デバイスを探すことが可能だ。しかもFBIでさえロック解除が難しいスマートフォンを、第三者が利用することはない。スマートフォンが生活のハブになるのだ。ショッピングに使われる機会が増えるのは当然の流れなのだ。

当社のIT&オムニチャネル・ワークショップは参加者がスマートフォン・アプリを触って体験する視察研修カリキュラムだ。単に講師の実演を見るのではなく、参加者がアプリ体験する研修となっている。参加者がストアアプリを実際に使って便利な買い物を行うのだ。

例えばウォルマートでは、2,000店以上に拡大をしているカーブサイド・ピックアップの「グローサリー・ピックアップ」で、移動中の車内で参加者がチェックインを行って画面の変化を見る。ウォルマート店内では高さ5メートルにもなるピックアップタワーで参加者が操作パネルでストアアプリのバーコードをスキャンさせて実際に注文品をピックアップする。

ストアモードになったアプリを参加者がスクロールダウンしてストアモード機能を確認する。ストアモードにあるプライスチェック機能で参加者が商品バーコードをスキャンして店価格をアプリ上にだしていく。ストアモードにあるストアマップで検索する。同じくストアモードにあるARスキャナーを使って商品コンパリゾンを行う。さらに商品をスキャンしながら参加者が独自のショッピングリストをアプリ内に作っていく。

ウォルマートペイでも参加者がレジにあるQRコードを読み取って、アプリとレジを一瞬で同期させる。そして参加者がレジで商品をスキャンさせ、ペイボタンを押して決済を完了するのだ。アプリのeレシートを確認して、セービングキャッチャーの利用も参加者の手によって行う。

視察参加者がアプリを使うのはウォルマートだけではない。サムズクラブではスキャン&ゴー・アプリを参加者が使い、ホームデポではイメージ検索、リアルタイム在庫、3D/2Dマッピングを参加者が行い、ターゲットでもカートウィールやカートウィール・ニア・ユーを使い、アプリ決済のウォレットで支払いまで参加者が行うのだ。

クローガーやクローガー傘下のスーパーではスキャン、バッグ、ゴー・アプリや端末で参加者が買い物をする。

ニューヨークでは、5番街52丁目にできた「ナイキ・ハウス・オブ・イノベーション000(Nike House of Innovaiton 000)」で参加者が「ショップ・ザ・ルック(Shop the Look)」「スキャン・ツー・トライ(Scan to Try)」などの機能をもつリテール・モードを体験するのだ。

店アプリだけではない。当社のコンサルティング・セミナーではウォルマート・アソシエイツ用のトレーニング・シュミレーター「スパークシティ(Spark City)」も参加者が体験するのだ。スパークシティはウォルマート・スーパーセンター内でのバックルームや売り場で在庫管理や商品補充、価格カードの変更等をしながら、同時に接客を行い売り場で起こる緊急事態に対処し、ポイントを得るという訓練用シュミレーターなのだ。

デジタルリテラシーの低い、旧態依然の売り場を見て回るのは、もう視察ではない。ストアアプリを実際に使い買い物まで行うのが流通視察の定番となる。アメリカ小売業の現場で日本には無い、明らかなイノベーションを「差」を体感するのだ。

トップ画像:後藤が指導しながら参加者の一人が車内でモバイルオーダーを行う。他の参加者は動画で撮影している。

シアトルのQFCではスキャン、バッグ、ゴーで買い物を行う。量り売り商品も購入し、レジとの同期で支払いまで行うのだ。

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