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中国の新規人民元建て融資、11月は1.25兆元 予想上回る


[北京 11日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)によると、11月の新規人民元建て融資は1兆2500億元(1820億ドル)と、前月の6970億元から増加しロイターがまとめた市場予想の1兆1000億元も上回った。

11月のマネーサプライM2伸び率は前年比8.0%で、予想と一致。前月も8.0%だっだ。

11月末時点の人民元建て融資残高は、前年比13.1%増。予想の13.0%増をわずかに上回った。

10月は信用の伸びが予想外に低迷。市場では、人民銀行が景気刺激のため、3年ぶりの利下げなど、積極的な政策を導入するのではないかとの観測が浮上していた。

新規融資の回復は、政府の銀行への小規模企業支援の働きかけが奏功しつつある兆しととれる。しかし、他の与信指標は依然弱く、政府が減速する経済を安定させる措置を強化しなければならないことを示す。

国務院発展研究センターのエコノミスト、 Wang Yang氏は「全体として状況は満足できるものでなく、金融政策は現行のスタンスを維持すべき」としたうえで「民間企業支援措置の効果が表れるには時間を要するとみられ、目先、インフラ投資を拡大する必要がある」と述べた。

11月の社会融資総量は1兆5200億元。前月の7288億元から増加した。

しかし、11月末時点の社会融資総量残高は前年比9.9%増で、前月の10.2%増から鈍化し過去最低の伸びとなった。

マネーサプライも、企業の保有現金の状況を反映するM1の伸び率はわずか1.5%で2014年1月以来の低い伸びだった。

販売の減少で企業のキャッシュフローは悪化しており、社債のデフォルトは今年、過去最高となる見込みだ。

野村は今週だしたリポートで「市場は政府の刺激策のスピード、規模、範囲、効率に過度な期待をしており、来年第2・四半期の大幅な減速への準備ができていない、と考える」と述べた。

野村は、2019年前半の成長率が1990年以来の水準に鈍化し、高水準の債務で政府はかつてのような大規模な景気刺激策が打てないとみている。

野村は、第4・四半期の成長率が6.5%で、来年初めに6.3%、春には5.7%に減速した後、景気支援措置の効果で上向くと予想している。

*内容を追加しました。

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