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フランスで4週連続デモ、警官と衝突 負傷者130人超


[パリ 8日 ロイター] - マクロン政権に反発する抗議運動が11月から全土に広がっているフランスで、発生から4回目の週末となる8日もパリでデモが行われ、小売店などに被害が出た。当局は機動隊を投入し、催涙ガスや放水車を使って対応した。

カスタネール内相は8日夜、フィリップ首相と共同記者会見を開き、夕方までにパリで約1万人、仏全土で約12万5000人がデモに参加したと明らかにした。その上で「状況は落ち着いた」と述べた。

この日はボルドーやリヨン、トゥールーズなどでもデモ隊と警察が衝突した。

内相は、全土で約120人のデモ参加者と20人近くの警官が負傷したと明らかにした。また、ハンマーやバットなど武器となり得るものを所持していたことなどで約1000人が拘束され、このうち620人はパリが占めたとした。

クリスマス休暇を前にした時期に、「黄色いベスト」運動と呼ばれるデモは仏経済の回復を脅かしている。

パリでは8日、高級ブティックや百貨店、レストラン、カフェなどが休業したほか、エッフェル塔やオペラ座などの観光名所も閉鎖された。また、銀行などの窓が割られ、車やバイクが放火される事態となった。

デモを受け、政府はこれまでに、燃料税の引き上げを来年いっぱい見送ることを決めた。

しかし、デモ参加者は最低賃金の引き上げや減税、給与引き上げ、エネルギー価格引き下げなど、さらに踏み込んだ家計支援策を求めており、マクロン大統領の辞任を要求する声も上がっている。

大統領は週明けにも国民に向けて演説を行う見通しで、改革や増税などの計画を一段と弱める可能性がある。

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