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文教科学委員会「桜田大臣、意味わかってます? 入管の話です。」

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証拠保全された中にはDVDが存在しました。男性が苦しみ、もがき続け、動かなくなるまでが記録された監視カメラの映像。昨日、私も拝見いたしました。アイム・ダイイング、アイム・ダイイング、大声で叫びながらもがき苦しんで、ベッドから男性が落ちる。苦しみ、もだえ、またベッドから落ちる。入管職員が入ってきて男性をベッドに戻す。その繰り返しなんですね。次に落ちたときには、職員、面倒くさくなったのか、シーツを床に敷いて男性を寝かせたままにする。けれども男性はその場所でもがき苦しんで、シーツからはみ出て独居房をのたうち回る。途中、水、水、そういうような叫びが聞こえてくるんですけれども、職員来ないんですね。
少なくとも午後7時頃からもがき、苦しみ、叫び続けて床をのたうち回り続けた。消灯後、電気が消された後も、もう既に声を上げる状態じゃなくなっているんですね。最終的に、男性は動かなくなる。
資料の④、男性が入っていた部屋には監視カメラが設置され、このときには1時間ごと、男性の確認状況が報告書に書かれている。

資料④‐①

資料④‐②

資料④‐③

異常の有無というボックスあるの分かりますか、皆さん。そこに異常ありと記されたのは、最初にベッドから落ちた午後7時、それ以降は異常なしがずらっと並ぶんですね。じゃ、次に異常ありと記したのはいつかといったら、朝7時、部屋が解錠されて、職員が、あれっ、おかしいと異変に気付いたときだった。それまで異常なしがずっと続くんです。

映像見れば、ずっと異常あり、異常ありの状況であるということが分かるんですね。すぐにでも救急車の出動を要請すべきであることは明白な、本当に悲惨な、死を迎えるまでの様子が記録された映像になっている。

資料の⑤、平成28年8月31日発付、法務省入国管理局総務課長、警備課長通知、被収容者の適正な処分に係る経費についてという通知。

資料⑤‐①

資料⑤‐②

赤線部分、(2)薬品等購入費では、薬品等の使用機会の減少に努めることとあり、
1枚おめくりいただいた赤線部分、(3)入院・通院治療費では、外部医療機関の受診を抑制するよう努めることとあるんですね。御丁寧に、個別施設において急激な費用上昇が見られる場合は、収容者管理状況に問題がないか等について改めて確認することとある。

こんな通知出されちゃったら、医療費抑制するために現場の職員何とか頑張りますよ、努力しますよ。当然じゃないですか。

この結果が招いたこと何だって、この通知が招いた結果何だって。この通知が出された半年以上後です。2017年3月25日、東日本入管センターでベトナム人男性死亡、死因はくも膜下出血。

東海大学医学部脳神経外科のウェブサイトを見ると、突然強い頭痛を訴えた後で倒れた人を目の前にしたら、くも膜下出血を考えて救急車を呼ぶべきであると説明されています。

ベトナム人男性が東京入管から東日本入国管理センターに移収されたのは2017年3月16日。
NGOによる聞き取り調査等によれば、男性が入管施設に移された3月16日から頭痛などを訴え、17日夜若しくは18日には口から血を吐き、泡を吹き、失禁。それまで収容されていたブロックから運び出された。2017年3月18、19、20日は3連休。
当時、この収容施設での医師による診察は平日の午後1時から午後5時のみ。
血を吐き、泡を吹き、失禁して、やっと運び出された男性の様子を見た同じブロックの被収容者たちは、やっと病院に連れていってくれたんだと胸をなで下ろしたと言います。
しかし、行き先は病院ではなく、個室のある別ブロックに移動しただけ。それからも頭痛、頸部痛などを訴えたが外部の病院に運ばれず、連休明けに来た施設の医師が診察、痛み止め、湿布を渡されて終わり。男性はその後も激しい痛みを訴え続けたといいます。

男性が亡くなる日まで同じブロックに収容されていた者による当時の様子を記した書簡、これが牛久入管収容所問題を考える会のホームページ上にも公開され、報道もされていますけれども、その書簡、要約すると、3月23日の夜、連休明けてからですよ、もう既に、男性がとても苦しむので担当職員に来てもらったと被収容者の方が言われているわけです。

男性が痛い、痛いと叫ぶのに対し、職員は静かにしろと言うのみだったと。同じフロアのほかの被収容者の方々は、ずっとその叫びを聞き続けて、夜も眠れなくなるほどずっと聞いていたといいます。
職員は何回も巡回するが、うるさいと言うだけ。男性の激痛の叫び、訴えを、センターの担当職員はうそ病気、すなわち詐病だと被収容者たちに説明していたと言います。結果、男性はくも膜下出血で死亡。同じような死亡事例が続いているにもかかわらず、医者にも見せず病人を放置、救急車も呼ばないという対応常態化。

これ、数々の行き過ぎた入管の状況に対して、国連からも、拷問禁止委員会から2度、移住者の人権に関する特別報告者の報告、人種差別撤廃委員会の総括所見、国連人権理事会からなども再三懸念を示されています。

大臣、それ、ごめんなさい、官僚の人、答え持っていないですよ。それ見て答えないでください。これ聞いて答えてほしいんです。

大臣、私、パソコン使えなくてもいいと思うんですよ。USB知らなくてもいいと思うんです、百歩譲って。だって、サイバーに関してはプロフェッショナルが対応するから。確かに問題ある話かもしれないけれども、結局は、最終的にはサイバーに関してはプロがやる。
けど、この問題、オリンピック憲章に反する国内施設、これに関して改善させるきっかけというのはオリンピック担当大臣にしかできないんですよ。オリンピック憲章に反する施設が日本に存在している、その人たちに対する処遇であったりという部分を、改善を、きっかけをつくれるのは大臣だけなんですよ、オリンピック担当大臣だから。だから、お力を貸していただきたいんです。

判断力抜群だと言われる櫻田大臣、世界からも非難され、改善を求められる日本の入管施設、この問題を無視して放置した状態ではオリンピック憲章具現化することできません。是非、法務大臣とこのことについて話し合って、施設での処遇改善が前に進むきっかけ、オリンピック大臣にお願いしたいんですけれども、いかがでしょうか。

○国務大臣(櫻田義孝君)
出入国管理政策については、法務省の所管ですので、今後とも法務省の責任と権限において対応をすべきものと考えております。

私としては、東京大会の準備及び運営において、オリンピック憲章の理念を具現化すべく、組織委員会や関係省庁と必要な連携を取りながら適切に対応してまいりたいと思っております。今日いただいたお話は法務省に伝えさせていただきます。

○山本太郎君
法務省にお伝えいただいても、どうにもならないんです。法務省、とぼけ続けるから、全然改善されていないんです。
法務大臣と実際に、このままじゃオリンピック憲章具現化できないと、入管施設の在り方について改善をしてくれというお願いをしていただけませんか。いかがでしょうか。

○委員長(上野通子君)
時間が来ております。櫻田大臣、答弁は簡潔に。

○国務大臣(櫻田義孝君)
協議させていただきます。

○山本太郎君
ありがとうございます。是非前に進めてください。オリンピック憲章に反しないような形をオリンピック担当大臣の責任で前に進めてください。またこのことは進捗状況を確認させていただきます。よろしくお願いします。

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