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ビートたけしが語る死 「理想は葬式で拍手喝采」

【ビートたけしの死生観とは】

【「いい人って報われないんだよ」】

 新刊『「さみしさ」の研究』(小学館新書)でビートたけし氏が論じたのは、男の「老い」と「死」について。だが、その内容は近年流行りの「孤独礼賛本」とは一線を画す。71歳を迎えた、たけし氏が語る理想の老後の暮らし方とは──。

 * * *
 実は「いい人」って報われないんだよ。品行方正なジイサン、バアサンってのは死んだ後でなかなか思い出してもらえない。盆や正月に「いい人だったね」って家族の話題にのぼるくらいのもんだ。

 町内会の飲み会で、酒の肴に死んじまった近所のジジイやババアの話をする時、「いい人」の話なんて出てきやしない。そういう時にみんなが懐かしむのは、ワガママで迷惑ばかりかけてたヤツのほうなんだよな。

 人の目ばかり気にした人生を送ったあげくに忘れられちまうのがいちばんさみしい。だったら“嫌われ者”としてでも誰かの記憶に残ってたほうが清々しいよ。

「憎まれジジイ、世に憚る」だな。オイラも芸能界でそうありたいと思ってる。

 だから家の中でも、職場でも、近所でも「いいジジイになろう」なんて考える必要はない。理想は葬式で「やっと死んでくれた」の拍手喝采が起こることだな。そう開き直りゃ、さみしくて長い老後が楽に生きられるんじゃないかってさ。

※週刊ポスト2018年12月14日号

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