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【イケア】、NYマンハッタンに新コンセプトで超小型のプランニング・スタジオを出店!


■世界最大手の家具チェーンのイケアが新コンセプトストアでニューヨーク・マンハッタンに初出店する。3日に発表されたプレスリリースによると「イケア・プランニング・スタジオ(IKEA Planning Studio)」は2019年春のオープン予定。

場所は3番街沿いのイースト59thストリートとイースト60thストリートとなるアッパーイーストサイド(999 Third Avenue, NY, NY 10022)だ。3番街を挟んで正面にはメイシーズ傘下で高級デパートメントストアのブルーミングデールズがあり、近くにはホームセンター最大手のホームデポや家具・インテリア販売のイーセンアーレンも位置する。

イケア・プランニング・スタジオは小型店であり広さは17,530平方フィート(490坪)。郊外立地で8,000坪以上となるイケアの16分の1以下のサイズとなっている。

イケア・プランニング・スタジオの詳細は明らかにされていないが、イケアの主力ターゲットとするニューファミリー層ではなく、若い人向けに都市部での生活のニーズに対応した店舗となる。重量のある家具を車で持ち帰る従来型店と異なり、キャリーアウトを少なくしたデリバリー中心の店舗となる。

なおイケアは1年前、便利屋などの紹介サービスのタスクラビット(TaskRabbit)を買収しており、組み立て式家具を顧客に代わって組み立てる人を紹介するサービスも同小型店で展開すると予想されている。

またイケア・プランニング・スタジオは500坪弱とスケールダウンした店舗であることから、店内レストランなど飲食スペースは省かれる。プレスリリースではブルックリンやロングアイランド、ニュージャージー州パラマス等にあるイケアの補完店との位置づけとしている。

イケアは最近、クリック&コレクト(ネットで注文して店でピックアップ)サービスも拡大しており、小型店ではオムニチャネルで最適化を図ったコンセプトになるともみられている。

イケアは先月21日、広報や人事など事務職を中心に7,500人をリストラすると発表。同時にニューヨークやロサンゼルス、サンフランシスコなど主要都市に30店を新規出店し、デリバリーやITに投資しながら今後2年間で1万1,500人分の雇用を生み出す計画を明かした。

都市部に展開する30店舗の先駆けとなるのが、マンハッタンにオープン予定のイケア・プランニング・スタジオとみられている。

 スーパーマーケット業界では「アマゾン」「ミレニアル」がキーワードになっており、デリバリーやカーブサイド・ピックアップなど、消費者の買い物の仕方の変化への対応に追われている。いまや家具販売でさえ購買行動の急激な変化に対応せざるえない状況になっているのだ。

トップ画像:ロサンゼルス・ダウンタウンから北へ15キロにあるバーバンク地区に昨年2月にオープンしたイケア。売り場面積は約1.3万坪だ。マンハッタンに来春にもオープンするイケア・プランニング・スタジオは500坪弱となる。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。先日の某チェーンストアからの依頼によるコンサルティングセミナーでは、ニューヨーク・マンハッタン在住の駐在員の方も参加していました。その方からミッド・マンハッタンの住宅事情を聞いて今更ながら「タッカ〜」とため息をついた次第。一方で出店も大変です。後藤は先月、ニューヨークの5番街にオープンしたファイブ・ビロウの旗艦店を視察しました。ファイブ・ビロウは子ども向けに文具や衣料、お菓子まで、ありとあらゆるものを5ドル以下で提供しています。

アメリカで最も高級なショッピングエリアであるニューヨークの5番街で、5ドル以下の商品を販売するお店です。低い客単価に5番街の客層からファイブ・ビロウの客数もそれほど見込めず、さらに一等地の高額な賃料や人件費から、店舗の採算を確保するハードルで疑問が残りました。一方、イケア・プランニング・スタジオは面白そう。詳細はわかりませんがショールームでのデリバリー販売は都市部にはあっていますから。

 ただイケアの課題は店アプリ。アメリカではストアアプリが売り場と同じくらいに重要な「買い場」ツールになっています。使いやすさがないと、魅力的な売り場を提供しても今後販売が半減します。

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