記事

中国、米国との通商合意は可能と確信=商務省


[上海 5日 ロイター] - 中国商務省は5日、米中両国政府が今後90日間で通商交渉を推進するとの見通しを示し、米国との合意が可能と確信していると表明した。

また、合意した具体的内容をできるだけ早期に実施するために中国側が取り組む考えを示した。

商務省は、米中の通商・経済協議は「大きな成功」だったとした。声明はトランプ米大統領や習近平国家主席に言及しなかったが、国営新華社はその後、商務省の声明は両首脳の会談を評価したものだと伝えた。

商務省は「(合意を)履行できると確信している。双方の経済・通商チームが明確な行程表に沿って90日間で交渉作業を積極的に進める」とし、「中国側は合意済みの具体的措置の実施に速やかに着手する」方針を示した。

前週末の米中首脳会談での合意に関して、中国側は政府高官が記者団に説明を行った後はほとんど見解を示していなかった。合意内容について双方の説明に食い違いもみられた。

中国の当局者はロイターに対し、詳細の公表は「政権指導部の帰国を待って」行われると述べた。習主席や商務相ら高官はポルトガルを訪問しており、6日に帰国する予定。

トランプ大統領は中国商務省による声明発表の数分後、ツイッターに「中国との間で本物のディール(取引)が成立するか、ディールがまったく成立しないかのどちらかだ。ノーディールなら米国が輸入する中国製品に対し、大規模な関税を課すことになるだろう。最終的にはディールは今か将来に成立すると信じている」と投稿した。

これより先のツイートでは、週末の米中首脳会談で合意した追加関税導入に対する90日の猶予期間について、延長する可能性があることを示唆していた。

「中国との交渉は既に始まった。延長されない限り、アルゼンチンでの習主席との素晴らしい夕食会から90日後に終了する」とした。

4日は世界の株式市場が貿易摩擦を巡る懸念の再燃などを受けて大幅に下落した。

キャピタル・エコノミクスは今週出したリポートで米中間の交渉について、「合意は中国にとって受け入れ可能であると同時に、トランプ政権の対中強硬派が反発しないように中国から十分な譲歩を引き出す必要があるため、困難な任務になる」と指摘。

「90日間で合意がまとまらなくてもわれわれは驚かない。追加関税は当初の予定より数カ月だけ遅れて導入されることになる」とした。

5日付の中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報は「合意が実現すればウィンウィンの状況となるが、実現しなければ長期的に対立と協議が交互に継続することになる。中国社会は冷静な姿勢を維持する必要がある」と論じた。

*内容を追加しました。

あわせて読みたい

「米中関係」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    天皇陛下の政治利用疑惑。都議選前夜に、宮内庁長官の発言は軽率と言う他ない

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

    06月25日 08:16

  2. 2

    金融資産1億円はもはや「富裕層」ではない

    内藤忍

    06月25日 11:24

  3. 3

    <TBS「週刊さんまとマツコ」>悩みなき萬斎娘・野村彩也子アナに悩み相談させるのは残念

    メディアゴン

    06月25日 09:00

  4. 4

    「天皇陛下が五輪に懸念」…異例の長官「拝察」発言に賛同相次ぐ

    女性自身

    06月25日 08:32

  5. 5

    反ワクチン派への否定に医師「長期的な副作用は不明であることを念頭に置くべき」

    中村ゆきつぐ

    06月25日 08:57

  6. 6

    NHK「たけしのその時カメラは回っていた」予定調和の気持ち悪さ

    メディアゴン

    06月25日 08:27

  7. 7

    「五輪は延期か中止を」立憲民主党東京都支部連合会長妻昭会長

    安倍宏行

    06月25日 12:31

  8. 8

    ワクチン予約サイトの「.com」運用に疑問 行政はトップレベルドメインで信頼性担保を

    赤木智弘

    06月25日 10:24

  9. 9

    宮内庁長官の“陛下が五輪懸念と拝察”発言 記者から「発信していいのか」と確認も

    BLOGOS しらべる部

    06月25日 14:08

  10. 10

    安倍政権下でおかしくなった霞が関 自民党の良心は失われてしまったのか

    早川忠孝

    06月24日 08:39

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。